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ぷよぷよクロニクルA級リーグと『公私』の話


出場します。

主催のぴぽにあくんとPVを作成していただいたみとさんには頭が下がる思いです。

本当にありがとうございます。



かつて『公』の大会とは、物事に本気で取り組んでいる人達にとっての憧れのステージでした。

コンパイル時代のマスターズ然り、ACのS級リーグ然り、Redbull5G然り。

それが憧れたり得たのは、本気な人達が集って『公』の場を作っていたからです。


2017年、ぷよぷよに『公』の属性を持った大会の開催予定は、今のところありません。



特に前々年度で立ち消えてしまったACのS級リーグは、未だに開催を望む声が見受けられます。

本気と本気のぶつかり合い。ハイレベルな応酬。

年に一度の特別感。プレイヤー自身への期待。

そういうものは、きっとスポーツ中継を見ているのと似たようなもので、眺めるだけでも心地いいのでしょう。



前年度、列強争覇戦というイベントがありました。

もともと、店舗対抗戦とかいうそのまんまの名前だったのですが

大会が『公』の属性を少しでも持ってほしいと思って、僕が少しカッコつけて命名しました。

その後も、堅苦しく、時にはうざったく感じるくらいに”権威ある”大会の雰囲気作りをしようと試みていました。


結果としては、イベント自体は成功と言える部類だったと思いますが、『公』の権威付けはできませんでした。

運営も、参加者も、大元のコンセプトの認識が『私』だったためです。

この状況では、勝手に場にそぐわない行動をしていただけで、周囲に迷惑をかけていたのは完全に僕の方でした。

以降、僕はイベントや大会の『公私』の比重をより強く意識することとなります。


『私』でやっているイベントでは、”本気でやる”なんて意識を統一できるわけでもなく、人への強制力もありません。

今界隈に足りない『公』を補いたい僕としては、いい加減な取り組み方をしている人を見るたびに眉をひそめるのですが、

『私』的なイベントは、窓口が緩くて参加しやすかったり、無理に気を張ることもないでしょうし、良い側面も多く含んでいます。

そもそもこうやってごちゃごちゃ言ってる僕でさえも、遅刻なりなんなりのやらかしを何度もしてきて、

その度に平謝りして、周囲の方達の『私』によるお許しを受けています。(本当にごめんなさい)



今回のぷよぷよクロニクルA級リーグについても、きっと同じことだと思うんです。

ぴぽにあくんがずっとA級の門番をしていた姿だったり、みとさんが見返りもなくPVを製作してくれたりっていうところは、

”新たに『公』の場ができてほしい”というような思い入れがあるように感じました。

二人とも、本気で取り組んでいるように僕の目には映りましたから。


でも、ぴぽにあくんが個人単位での頑張り、『私』で培ってきたイベントには変わりない。

だからきっと立場的に、周りに何か思うところがあったとしても、あまり強い物言いもできないと思うんです。

もし彼のやっていることに賛同したり、感謝したりしている部分があるのならば、

大会を円滑に進めるためにも、率先して慮ってあげてください。

僕ももちろん、そのつもりでいます。



偶然にも、数少ない『公』のタイトルを頂戴している僕としては、

本来の『公』で在るべき大会(公式大会)の類が今後あるのかどうか、たまに細山田Pに伺ったりすることもあります。

今のところ、色よい返事はいただけておりません。


実際のところ、保証もなしに開催しますとは言えないでしょうし、

保証があったとしてもしばらくは秘密にしておくでしょうし、

僕にそれを話したとしたら僕が秘密にするでしょうし、

ここに書くにはあんまり意味のない質問ではあるのですが。



それでも、少なくとも僕は今後の『公』の場を作るためのことなら、なんでも協力したい気持ちでいます。

憧れのステージのない世界では、きっと上を目指す人も少なくなってしまうだろうから。


僕が憧れたり得る人物像かどうかは甚だ疑問の余地が残るけれど、

その姿勢を見せ続けることで、『公』な人が増えてくれることに意味があると信じています。

もうしばらく、頑張らせてください。

よろしくお願いします。