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[ぷよ]『技術のガラパゴス化』を打開するために必要なこととは?

 

 

先日、25秒15連の動画を撮った。

 

 

 

すわたかくん、ボコってるみたいになってスマン。

でもこの間スワップで僕から100くらいレート奪っていったからこれでおあいこな。

実力のくせにレートが低すぎるからはよ上げてくれ。 

 

 

 

計算づくってわけじゃないけど、敢えて海外向けの文面で発信した。

そしたら面白いことにどんどんRTといいねが伸びる。

何より、向こうの畑は臆面なくストレートに感想をくれる。これは発信者にとってはかなり嬉しい。

 

 

 

 

 

昨今人気急上昇ブロガー(ダイマ)であり僕と同世代なGoagleさんも仰っている通り、

英語で話すと性格が変わる。

というより、英語は日本語に比べて表現が婉曲でなく直球なせいもあるのかもしれない。

 

 

 

 

◆国境間で技術格差があるという話

ただこれは裏を返すと、日本人の、特にぷよらーはほとんどと言っていいほど反応を示していないことになる。

何故なのか?

理由は2パターン存在して、「やろうと思えばできる」or「もっと凄いものを知っている」からである。

 

 

 

スワップはプレイヤーが多い競技ではないので補足すると、ぷよのみで中盤戦を考える必要性が通ルールに比べ幾分か薄い。

すなわち、ある程度のスピードで大連鎖を組めるプレイヤーならばこのプレイングは「やろうと思えばできる」のだ。

自分ができることは、特別凄いとは思わず称賛もしないだろう。

 

 

 

また、現在日本では時の人であるまはーらさん。彼の売りは僕も過去記事で書いたように、短時間高飽和の連鎖力が一番わかりやすい。

特に彼を見慣れていると、自らはできない人も「もっと凄いものを知っている」慣れから、自分の中の感覚が麻痺する。

しまいには、人同士を比較するような、巷で言うところの『動画勢』という存在に陥りがちになる。

 

 

 

かくいう僕自身も、(まあこのプレイ、今の技術レベルとしては大したことないな)と薄々思いながら投稿していた。

 

 

それでも海外で3桁レベルの拡散を得ているワケなのだ。

これは、本動画がわかりやすく凄いことと、海外のぷよぷよの技術レベルが日本に追いついていないことが原因だ。

先程のプレイングは、日本の上位層からすると平々凡々たるものでも、海外からすると広く称賛に値するレベルの技術なのである。

 

 

 

 

スワップのランダムマッチに潜っていると、海外勢はテトリスが上手な方が本当に多い。

独自のコミュニティを形成してきて、鎬を削ってきた文化があるせいなのだろう。

反面、ぷよぷよは手元が覚束ない方がかなり散見される。これはまだ文化自体が発展途上だということを意味している。

要するに、ぷよぷよの技術は他タイトルに比べ圧倒的にガラパゴス化しているのだ。

 

 

 

 

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あ~敬語で喋ろ。

 

 

◆観客の技術レベルとは?

すっごく全然関係ない話になるんですが、僕ずっと昔からスポーツ観戦っていうのが大の苦手だったんですよね。

元々道民なので、コンサドーレ札幌の試合を見に行ったり、日本ハムファイターズの試合を見に行ったりで連れ回された経験はあるのですが、

何一つ面白いと感じたことがない。早く終わらないかなーってずっと思っていました。

 

 

 

恐らくは、試合や選手への理解度が明らかに低かったからなんでしょうね。

日ハムの試合を見に行ったときなんかは、新庄、小笠原、稀哲あたりを知っていたので、まだ多少は楽しめていた気がします。

 

 

 

最近だとe-SportsとしてはLoLが興隆を見せてますけれど、これまたプレイ経験がないため観戦してると何をしてるのかよくわからない。

 

 

超基本なことですけれど、スポーツだろうとe-Sportsだろうと理解できないと面白くないんですよ。

傍目に面白くないコンテンツにファンはつきません。各々が理解するための情報サポートが必要です。

 

 

 

 

だからこそ、観客全体の平均技術レベルの把握ってめちゃくちゃ重要だと思うんですよね。

興行として成立させるにあたって、実況解説の焦点をどこに持ってくるかだったり、

出場するプレイヤーのどういうところが魅力で、試合の見どころはどういう部分であるかをざっくばらんに説明したり、

『観客目線からでも理解できる面白さ』を提供するために特化した存在が必要になってきます。

 

 

 

今回の一件は、そのための一環でありたいですよね。

技術のガラパゴス化を解消していくために、海外とも基礎の基礎から技術を共有していく。

これはTomさんが先行して行っていた試みでもありますよね。さすがです。

 

 

とりあえずは、世界間で同等な実力者が出るくらいの技術共有から。そこを揃えなければ、一般観衆に対する適切な情報サポートはできないでしょう。

 

 

 

 

最強を追求する人間。最強を追究する人間。もちろん必要だと思います。

それだけをやってきたのが日本の身内リーグだったのですが、これからは違う方向性に目を向けなければならない。

最強を最強であると深く理解できる人達をどんどん増やしていかなければならない。

最強ではない人間達にも素晴らしい魅力があるのだということを伝えていかなければならない。

 

 

 

 

これからぷよぷよを発展させていくとなったときに、じゃあ本当に必要なことは何なのか。

今後よく考えていくべきだと堀部コンサルティングは思うのです。