今更ながら、ブログにタイトルを付けました。
ゲームという言葉は今現在、まさしく坩堝(るつぼ)です。
元々娯楽が発祥であり、「遊び」の代名詞でしかなかった言葉ですが、
プロゲーマーという職業が認知されるに伴って、「仕事」を示す用途が生まれてきました。
ゲームという言葉を日常に溶け込ませた人たちがいました。
エンジョイゲーマー達は、「遊び」として真新しい娯楽に興じました。
楽しみ方の幅広さに基づいたその圧倒的な人口は、ここ半世紀も経たずして急速にゲームを社会へ浸透させました。
ゲームという言葉に様々な想いを馳せた人たちがいました。
ストイックゲーマー達は、「遊び」でしかなかったゲームに熱意を注ぎ込み続けました。
活気と熱気の籠ったその場所は、いつしか坩堝となりました。
ゲームという言葉は決して良いイメージを持つものではありませんでした。
かつて大人たちが躍起になって、「子供に悪影響を与える」として切り離そうとしました。
そんなマイナスイメージの渦中でも、ゲーム文化は発展していく一方だったのです。
素晴らしい部分もあり、くだらない部分もある。それが私たちを夢中にさせたゲームの魅力でした。
e-Sportsという言葉は、そんなゲームという坩堝の上澄みを「清」として掬い上げようとしました。
なぜか多くのゲーマーが、本能的に揶揄しました。
自分たちの歩いてきた道は、そんな濾過されたような清い道じゃない。たくさんの「濁」と向き合ってきた。
清濁併せ呑んできた道なのだと皆思っていたのでしょう。
アマチュアゲーマーとして、およそ25年。
アマチュアストイックゲーマーとしての自覚を持つようになって、およそ9年。
ゲームという清濁の坩堝の中で自分が何を見て、何を思ったのか。
そういう何かを書いていく場所にしたいです。
…というような綴り方は、かなり「清」寄りなんですよね。
怠惰、嫉妬、逃避、暴言…各々の思い当たる「濁」については、胸中で補完してください。
そして、胸中に保管してください。