プロゲーマーのモラルについての話

 

 

1レバンガ=30万円。

こんなん笑うでしょ。

いや正直笑ってられる話ではないんですが。

 

 

 

 

こうやって目に見える形でバシーッと額を叩きつけたこと自体はいいことだと思うんですよ。

周囲に発生する『お前の行動次第で雇い主に損害金が発生するぞ』というプレッシャー。

プロのイメージダウンとかいう漠然としたマイナス効果よりよっぽどパンチが効いてるはずです。

未だふわふわしてるプロゲーマーに「あ、やべえな。もうそういう立場なのか」って再認識させるにはいい薬だと思います。

 

 

 

 

 

まあでもそもそも雇い主の問題だとは思うんですけどね。

普通の雇用契約なら、会社でコンプライアンス持ってるの?研修はあったの?って言われる話。

立場だけ与えて放っておいたらそんなの何かしらの問題起こすことは容易に想像できるわけで、

仕事という枠組への当てはめかたが元からいい加減なんじゃないの?って部分に帰結すると思うんですよね。

 

 

 

以前別エントリでもちょっと言及した部分なのですが、

プロゲーマーとセカンドキャリア - liveのブログ『清濁のるつぼ』

 

プロゲーマーって職はまだまだ差別的偏見の上に立たされているものなんですね。

それがなんでなのかっていうと、まだ一般からすると経済的に安定しているような職とは言えないのと、

こういうスキャンダラスな不祥事がポコポコ沸いて出るところから、関与する人の『お里が知れる』状況になっているからなんでしょう。

 

 

 

 

これらに対して急務となっているのは、「普通の仕事を普通に回せる体制作り」です。

興行として認知される環境を整えるとともに、それを担うに相応しい人を育てなければいけない。

そういうところに僕は力を注ぎたいよなあっていうビジョンが以前からぼんやりとあるんですよね。

 

 

 

 

といっても僕は一介のライセンスプロでしかないので大望も大望なんですが。

雇用契約など全くないけれども周囲からはプロとして見られる立場。

なんだかよくわからない責任感だけが宙に浮いている状態です。

 

ほんとは実情に即した施策をバシバシ挙げてかなきゃならないはずなんですけど、施策を打つような立場ですらないのが現状で。

 

 

 

 

今僕にできることは一体何なのかなあ、と再度考えさせられる一件ですね。

 

ではまた。