上野ぷよe対戦会についてはこちら


マットマウス閉店

 

らしいです。残念です。

 

 

鹿島田マットマウス。横浜セブンアイランド→サントロぺ伊勢崎町から2度の移転を果たしたぷよ通対戦会の新天地。
長らく牽引者をやってきたALFさんが主導となって、ずっと繋いできた神奈川方面ACぷよ通の歴史でした。

 

 

 

こういう話になると、「閉店間際だけ突然悼みだすな!普段から行っていれば閉店しなかった!」みたいな何かの代弁者が現れがちなんですが、
そんな声はガン無視して、行きたいなら絶対に行った方がいいです。現状を受け止めて、後悔しないように行動してください。

 

 

 

というのも、僕はセブンアイランドの閉店に立ち会った経験があって、それが後の人生観に大きな影響を与えたからなんです。

 

 

 

もう6年前の話なんですよね。2012年の春深く。
当時の僕はACぷよ通から少し離れていて、天鳳に没頭していた時期でした。
「さすがに、お世話になった場所だし最後くらいはな」と思い、久々に千葉から神奈川まで足を伸ばすことに。

 

 

店内には、懐かしい顔ぶれや、珍しい顔ぶれが勢揃いしていました。
狭いながらも、2009~2010年と変わらず、楽しい対戦会がそこには存在していました。
それが今日で終わりだなんてまるで嘘のようで。


胸が詰まった僕とTomは、一緒に空いてるQMAをやっていました。(アイランドの対戦台は2台なので全然順番が回ってこない)

 

 

旧知の面々とひとしきり談笑している間にも、時間はどんどん過ぎていきます。
深夜12時に、100人くらいの人間がぞろぞろ名残惜しく階段を下りていって。しばらく店の前にいたのですが、すぐにシャッターが閉まって。
その時一体何が起こったか。

 

 

それは、溢れんばかりの拍手と、盛大な「ありがとう」コールだったんですよ。
今までの僕の中の常識はぶち壊されました。


こんなにも、ゲームに対して真剣な人達がいたのか。感謝する人達がいたのか。
そして彼らを育て、彼らが愛した、ゲームセンターという居場所には、これほどまでの価値があったのか。

 

 

 

一般公開はされてないんですがbookmarkさんが七島追悼動画を作ってて、それが本当に泣けるんですよ。ぷよ関係の動画で一番泣ける。
ミスケン、ALF、HIROといったそうそうたるメンバーのインタビューと、閉店時の最後の様子。本当にヤバい。またもう一回見よう。

 

 

………

 

 

今の自分はプロ活動をやっていることからも分かるように、ゲーセン文化とは真逆の方面のゲームの普及活動をしています。
ぷよぷよというタイトルも時流に乗りながら、変化を受け入れていかなければならないと思っていて。
だからこそ、ゲーセンでの活動は自分が促進していないだけに、無責任に大手を振って応援はできない状況でした。

 

 

 

それでも、今まで出会いや楽しい思い出がたくさんあって。学んだこともたくさんあって。
感謝の気持ちを表明しに行くことくらいは、たとえエゴだろうと、許してもらいたいです。

 

 

………

 

 

いやしかし、蕨デイトナマジで頑強すぎるな。
10年前から姿形が変わっていないし、経営的にも心配なのにまるで揺れ動いてない。
不滅の地下迷宮。頑張ってくれ。