りべです。
第二回ぷよぷよカップ&チャンピオンシップ、本当にお疲れ様でした。
最高。それ以外の言葉、なし。
今回もドラマ性盛り盛りで誰か絶対脚本書いてるだろって言われても全く否定できないレベル。
また時系列ごとに思ったことを羅列していきます。
◆ぷよぷよカップ
総勢200名の超大規模大会!
・「プロと対戦できてよかったです」
ぷよぷよカップにプロが参戦する話。
僕らは狭いコミュニティに今までどっぷり浸かってきた人達なので、日頃接しているのがプロ、及びそれに準ずる実力者が多いです。
なので一般参加者がプロになるチャンスを奪うとか、数少ない抽選枠を埋めてしまうとかのプロ参戦に対する懐疑的要素があったんですが、
実際に参加したとき、予選ブロック内の方々にこういうことを言われました。
「プロと対戦できてよかったです」
これ、すごく頭にガツンと来ましたね。
ああ、僕達はまた、狭い世界での認識を常識であると錯覚していた。
大会に参加される多くの方は、プロと対戦できること自体が大きく価値のあることだと思ってくれていた。
彼らにとって僕達はいつでも気軽に対戦できる存在じゃない。知らず知らずのうちに、自分の価値を不当に低く見積もっていた。
だから、これからも「対戦できてよかった」と言われる存在であるべきだな、と強く思い直させられました。
・一般交流について
正直、打合せやリハーサル、事務処理などタイトスケジュール過ぎてなかなか時間が取れなく申し訳ありませんでした。
合間合間を縫って僕からも声掛けに行くようにはしますが、フリーそうなタイミングあったら積極的に話しかけていただいて結構です。
今回の様子を見ていると、ぷよぷよカップの予選リーグ中が一番猶予がありそうな感じでしたね。
そういうことなんで、ポイントランキングの関係有り無しに関わらず、ぷよぷよカップには今後参戦したいなあと思っています。
公式大会で時間的猶予を持つというのはなかなか大変そうな気がするので、本当は僕らが独自にイベントをやる方が交流についてはスムーズな気がしますけどね。
予選第6ブロックの様子
・新生プロメンバーの納得感
今回嬉しかったのは、新しいプロのメンバーが3人増えたことですね。
何より、すごく納得できる実力や実績、熱意の持ち主だったことが本当に嬉しくてしょうがない。
ざいろさんはACぷよ通メインでの実績を数多く残されている方で、S級リーグ出場、Q3マスターズ大会連覇をはじめ、僕の前代で初代の覇王でもあります。
そんな輝かしい実績に比べて、やや表での発信が控えめなので目立ちにくいですが、全くもってプロとしての実力は申し分ないプレイヤーでしょう。
飛車ちゅうさんは早稲田大学戦技研の中核を支えてきた人物。定形使い内での最強プレイヤーとして名高く、初中級者にとっての良き師として活躍されていました。
また、イベンターとしての経験が豊富であり、私と同組織であるぷよえ~んの牽引役として、列強争覇戦など数多くのイベント開催に携わってきたプレイヤーです。
ぴぽにあさんはACでのS級リーグという最強格プレイヤーを決める文化が途絶えた後、新たなネットプレイヤー向け最強格リーグである『おいうリーグ』として文化を復活させた功労者です。
純朴な人柄と愛らしいキャラクター性、ぷよぷよに対する真摯さと高い実力こそ彼が異様な人気を博する秘訣であり、特にその人徳から前おいうリーグの参加者は200人を超えています。
まだまだ実力のある方、熱意のある方はたくさんいらっしゃったのですが、ひとまずこのメンバーは誰もが納得する組み合わせだと思います。
今後の活躍もひとしお期待できますね!
新プロ、ざいろさん対ぴぽにあさんの様子
◆ぷよぷよチャンピオンシップ
・伝説の12トリ15連鎖、127000点
はい。僕の話をします。
もうとりあえずこれを見れば伝わると思います。
マッキー vs live:歓声が解説を掻き消した、伝説の12トリ15連127000
— live(りべ) (@livedesu) 2018年6月3日
試合本編はこちらから https://t.co/ISgcSJnG2s pic.twitter.com/cctsINT7Pq
それはさながらウメハラの伝説の『背水の逆転劇』のような盛り上がりを、自分の肌で体験することになるとは全く思ってもみませんでした。
この間、ちょもすさんと飲んだ時に何の気なしに言われた言葉があって。
「りべさん、ぷよぷよで何か大きなことやるんなら、ウメハラになんないとですよ」
これ本当にすんげーー勢いでわかるわかるって同意してたんですけど、よく考えると立ち位置的に僕らぷよらーにとってのウメハラってくまちょむさんじゃないですか。
そもそも僕がウメハラなら、さすがにあの15連撃ったならその勝負は勝ちきらなきゃいけない場面だったでしょうw
ただ、こうやってぷよぷよのe-Sports化というものを進めたり考えたりしていく中で、
(別に格ゲーという進化のモデルケースを完全踏襲する必要はないんじゃないか?)という考えが生まれてきてるんですよね。
我々には独自の文化があって、集まっている人々の傾向も違って、競技としての見せ方も違ってて。
僕がウメハラ的なスーパープレイで実績を生んだ、ということは間違いなくプラスに転じたでしょうし、その事実の使い方もまた異なってくるのでしょう。
だから僕はウメハラを追い掛けるのではなく、『何でも屋』であるliveとしての我道を追求すべきだと思います。
僕を持ち上げることがプラスになると思うなら、そうすればいい。はたまたこれを読んでる貴方自身が成り上がりたいと思うなら、それもまたアリです。サポートします。
ぷよぷよというタイトルなりの進化の仕方を模索していこうじゃありませんか。ここに居てくれる人間と共に。
・最高のドラマ的展開
最古参のレジェンド達がワンツーフィニッシュを決めた第一回のチャンピオンシップに対し、
最新鋭の高校生たちがワンツーフィニッシュを決め下剋上を果たした第二回。これ、展開が本当に熱すぎません?
大舞台でライバルとあたることは、当人としては想像以上に胸が熱くなるものがあります。
ぷよ界というのは、長い歴史の中で見てみると本当に近い世代に強者が固まりやすい。古くは、四強世代、若手四強世代と呼ばれるが然り。
笑いあり涙ありのドラマティックな展開って、距離が近いライバルから生まれるものなんですよね。
例えば、大昔に僕がTomとガチ喧嘩になった話とか言ったら、絶対みんな興味あるじゃないですか。そういう人間ドラマを見に来てるんですよ。みんな。
まあそんなもんで僕も解説内で取り上げた通り、場馴れさえすれば、さすがにこの二人は上がってくるだろうなという予感が元からありました。
今高校生のプロ二人、そしてまだ眠っている強者たち。この世代には確かにドラマがある。新世代がこれからどのように広がっていくか、という楽しみがありますね。
さらに、古豪対新鋭の構図が如実となり、第三回の展開がどうなるのか、というところにも必然的に興味が集まる最高の状況です。
そしてさらに、4位のめいせつさん。納得の内容を見せつけての壇上入賞。「e-Sportsに男女差はもはやないぞ」と突きつけんばかりの活躍でした。
各々が、とても意味のある入賞を果たしているのが本当にすごいと思います。まさしく天運に恵まれています。
優勝のマッキーさん(右)と準優勝のmetaさん(左)。おめでとう!
・アーカイブを見直して
1日拘束でヘロヘロになりながら帰宅したのですが、伝説の15連を拡散するために取り急ぎアーカイブチェック。
自分が動いてるのを見るのそんなに得意じゃないんですけど、今後のためにしっかり見直しています。
主に実況解説の部分ですね。もうちょっと声を張るべきですねー。
今回思ったのは、あめみやくんの実況が想像以上に良かったなというところです。
特に、声が通るのと、筋道立てた解説ができるところ。やはり普段から配信で喋ってるだけありますね。
「専門用語を使いすぎじゃない?」って思われていた方、中にはいらっしゃると思います。というか僕も、最初聞いたときそう思いました。
一般プレイヤーにもわかる解説を考えなければならないというのを提唱していたくらいですから。
考えが甘かったです。砂川さんが素人視点、椿さんが多少はできるゲーマー視点としたとき、僕達は何でもわかる解説者視点でなければならない。
必要なことは、役割分担をすることだった。小手先だけで、僕達上級者が一般的な目線に近づくことではなかった。
そして何より、今後視聴者にも深くぷよぷよを理解してもらうためのとっかかりとして、様々な用語に興味を持ってもらわなければならない。
長期的な視点で見ると、僕達は僕達のプレイングの素晴らしさを広く理解してもらうために、今後の頻出用語から徐々に定着させていかなければいけないんですよね。
とても大きな気付きでした。
あと、YouTubeLiveのアーカイブコメントも何気にチェックしてます。びっくりしたのが、僕のことを応援するコメントの多さ。
マッキー vs liveでぱっと見、僕の方が声援が多いとかさすがに思わないじゃないですか。期待の若手、既にラスボス化が進んでいる…?
でも単純に、僕のファンが増えてくれてるってことですよね。本当にありがとうございます。
コメントから拾う個人的自省点。
>「澄ました物言いが気に食わない」
完全に解説のノリ引きずってインタビューに答えてるからこれは確かによくないなと感じましたw
まるで他人事みたい。気をつけよう。
>「剛田兄妹」
いやほんとね、顔の肉が落ちないんだよねえ。美顔ローラー、プロの経費で落ちないっすかね。
おいのび太、妹をいじめるやつは許さんぞ。いや妹じゃねえよ。失礼でしょ。だめだよ。
◆まとめ
・ぷよ界のレジェンドって何だろう?
帰りがけにね、偶然momoken一行と合流したので飯食ってきたんですよ。
別段プロになるつもりがなくても、しっかりこういうところで足運んだり広報してくれたりするのは、流石レジェンドだなぁって気になりますよね。
今更だけど、ぷよカップ現地観戦面白かった!
— momoken (@momoken6) 2018年6月4日
少なくとも自分の場合は、明らかに家からストリーミングを見るのと比べて現地に行くことで得られる体験が増えるように感じます。
今度のぷよカップ予定が合う人はぜひ見に行きましょう!
友達と一緒に行くとなお良し
あ、あと応援する選手がいると更に楽しいです。
— momoken (@momoken6) 2018年6月4日
この辺りは完全にスポーツ観戦しにいくのと同じ感覚だと思ってるので、スポーツの現地観戦に行ったことある人はわかってくれるはず。
プロの方々にはサインくれとか写真撮ってとかいえば応じてくれるからどんどん押しかけましょう。きっと喜ばれる
プロ内にも当然レジェンドがたくさんいて。
椿さんも仰ってましたよね。今まで引っ張ってきてくれた人たちがいると。
色々感動だったんだ
— 椿彩奈@6/3ぷよぷよチャンピオンシップ (@ayanatsubaki) 2018年6月3日
若い人や高校生が活躍するのは本当に歓迎すべきことだし素晴らしいこと
でも優勝した高校生プロをステージ下から見てるくまちょむkamestry Tom選手を見て、この大先輩たちがここまでずっと道を耕してくれたんだよ、凄いことなんだよってなんか勝手に一人で物思いにふけってた
僕はどうかな。生けるレジェンドに辿りつくには、まだもう少しかな。
さっきのウメハラの話にも繋がりますけど、僕自身が何かしらの力を持たないと、僕主導での次のステップには進めない気がします。
あなたが思うレジェンドとは誰で、どのような存在でしょうか。
一度考えてみるのも、また面白いかもしれません。
ではまた。8月に。