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カッコいいプロって、なんだ?

 

りべです。

 

 

 

以前、増田か何かで「日本って、カッコいいと思わせるコンテンツ減ったよね」というような内容の投稿を見かけました。
ふーん、確かにそうかもなーくらいで捉えていたんですが、今日こんな記事を見つけて。

 

 

いやこれがもう僕にドン刺さりしまして。常時肯定ヘドバンマンに成り下がりました。

 

 

 

 

・日本でウケるのはキャッチーなコンテンツ


例えばYoutuberやストリーマーのような広く衆目を集めたい分野において、今数字を稼いでいるのは「カッコいい」よりも「面白い(ダサい)」人じゃないですか。
この「カッコいい」が「クール」で、「面白い(ダサい)」が「キャッチー」と呼ばれるものです。

 

 

 

 

もっと身近なゲーマーコミュニティでもそうで。数年前のニコ生なんて、誰がよりキャッチーなことをできるか競争だったわけですよ。
今のYoutubeliveだってそう。超トップ層のプレイは確かに評価されるけれど、それ以外はいかに面白さで人の気を引くかというところに焦点が当たっています。

 

 

 

 

ぷよぷよにおいても完全に当てはまっている話で、元の世界観がファンシーなだけに余計にクールよりキャッチーなものが求められる傾向にあります。

 


そういうユーザーニーズみたいなものは、当然僕も生放送をしてきた身なのである程度はわかってはいまして。
この間もSEGAの公式放送で適度に冗談を織り交ぜながら、キャッチーにいきましょ的な雰囲気でMCとかやったんですけれど、幸いなことにそれなりの好評を博してました。

 

 

 

 

・e-sportsが目指すのはクールなコンテンツ


先述の記事内では、欧米のサッカーがクールで、日本のサッカーがクールでないことに対し危機感を覚える旨が載っています。
ダサいクラブは弱くなり、クールなクラブは強くなる、という不思議な相関を元にしたものなのでしょうが、別に他スポーツだって、大元はクールがベースの中に、アクセントとしてほんのりキャッチーを織り交ぜるくらいがデファクトスタンダードとなってるじゃないですか。

 

 

 

 

これ、e-sportsも例外じゃないんですよ。発展しているタイトルはどれも、スポーツの雰囲気に倣っている。


真剣にプレイしているぞ!ストイックに取り組んでいるぞ!という空気をとにかく作り出したいんですよ。ふざけた態度のプレイヤーに競技的な魅力はない。


仮にキャッチーだけでいいという話だったら、僕だって海外e-sportsの情報なんかより、コロコロコミックを読んでいた方が100倍タメになってしまう。

 

 

 

 

でも、クールなイメージを作るためには、長期的な視点での取り組みが必要となります。
それが、いわゆるブランディングと呼ばれているものなのです。

 

 

 

 

 

・カッコいいを必死に追う姿はカッコよくない


はい、というわけで無事あなたは自分のブランディングを意識できるプレイヤーになりました。
「さて、じゃあブランディングをするために、自分がどんなに凄くてカッコいい人間か発信してどんどんアピールしよう!」
などと思い立ちSNSで息巻きはじめると、十中八九僕のように「いけすかない」「胡散臭い」「ウザい」などと周囲に煙たがられます。

 

 

 

 

これは、にわかに「クール」を追う人間がダサいと認識される、逆転現象が原因です。
日本人は「キャッチー」なものに慣れすぎ、毒されたせいで、「クール」を追う人の気持ちに簡単に共感できなくなっているのです。

 


簡単に例を挙げれば、「ゲームを真剣にプレイしよう!!」と「ゲームなんかにマジになるやつwww」だと、後者の方がキャッチーであり支持されやすい。
こういう風土が、日本でのe-sportsプレイヤーとしての規範意識の浸透を阻害しているな、と啓蒙活動をしているとよく感じます。

 

 

 

 

 

・じゃあどうブランディングすんのよ


まあ色々方法はありますよ。

 

 

 

1.大舞台で結果を出す


正統な手段であり最も効果が高いです。
ここにあがる人間はすごい!というステージングが成された舞台でこそ、選手のブランディングが飛躍的に進みます。


ただ、この印象は勝手に与えられていくものなので、本人にそれを上手く活かす気がないと何の役にも立ちません。
さらに、大きなイベントありきのものであり、個人で主体的にブランディングを進めるにはなかなか難しい部分もあります。

 

 

 

一番イメージしやすいのはRedbull5Gかと思います。
selvaさん、Tomさんなど、元々キャッチー寄りな人でも、イベントの力で一気にクールな印象を固めることに成功しています。


だからこそね、2019EVOJapanにぷよテト採用されてくれ~!って祈ってるんですよ。僕は。

 

 

 

2.人を褒める


めちゃくちゃ簡単な手段でありかなりの効果があります。
ただし自分を対象にできないという弱点が。


単純に言われる側は嬉しいですし、相手も今度何かあったら褒めようって思ってくれたりするので、間接的に自分のブランディングにもなります。

 

 

 

僕とあめみやくんの関係が一番それっぽいですかね。


彼はリスペクトの気持ちをちゃんと要所で表明してくれるし、最近気づきましたがただ僕に対して迎合するだけじゃなく、言いづらいこともちゃんと指摘できる人です。
最初会った頃から芯はしっかりしてる子だなと思ってたし、ここまで成長してくれたのは本当に嬉しいですよ。そのうち彼の特集記事も書きたい。


ほら、今あなたの中であめみやくんのブランド力、上がったでしょ。

 

 

 

3.キャッチー→クールに繋ぐ


難しいです。キャッチーな視点とクールな視点のバランスが取れてないとあまり効果がないです。
入りで人の興味をそそらせてから、論理的に納得させる文章力なり、話術なりが必要になります。

 


というか、僕も昨日初めてやりましたよ。この記事です。多方面に響いてくれて、何よりでした。

 

 

 

これはね、ちょもすさんが本当に上手いんですよ。僕のこのスキルは彼の焼き直しでしかない。
まあ、彼は立場上、特別何かをクールに対して繋ぎきる必要もないので、キャッチー止まりで記事を書くことも多いのですが。
とにかく共感させてから、伝えたいテーマを飲み込ませるっていう手法は完全に目からウロコでした。

 

 

 

 

・やっぱりプロはカッコよくなくちゃいけない


日本人が選んだ歴代カッコいいサッカー選手ランク、 1位は本田圭佑なんですって。


セルフブランディングの塊みたいな人なので、確かになあ~と納得できるものでした。
その分、キャッチー慣れした日本人には、否定的な捉えられ方をすることも多いのかなあ、なんて思ったりして。

 

 

 

 

この結果から読める大事なことは、声のでかい否定的な人をいちいち気にするより、肯定的なファンをたくさん増やすことなんですよね。
プロはファンを増やしてなんぼです。ファンが多いプロはカッコよくなる。そしてファンがまた、プロを褒めてブランディングしてくれる。


なんで僕のブランディングはファンの皆さんにかかってます。どんどん褒めて。

 

 

 

ではまた。