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『悲願』と『狂執』…激動と波乱に満ちたぷよぷよカップ&チャンピオンシップ10月大会2018

りべです。

 

 

ぷよぷよカップ&チャンピオンシップ10月大会お疲れ様でした。

セガの新社屋は設備が凄かったですね。今回も素晴らしい盛り上がりでした。

何気に気づきにくい部分ですが、大会に関する諸々がほとんど問題なく進行していたのは我々の意見を最大限取り入れていただけたおかげだと思います。ありがとうございます。

 

 

youtu.be

 

目次 (3778文字)

 

 

 

 

 

僕の戦績

 

僕の戦績はというと、

ぷよぷよカップ予選突破!

 

9月度大会の優勝者と準優勝者を同じ予選リーグに入れる鬼畜の所業。

このしんどいリーグを通過できたのは素晴らしいです。

 

 

そしてなんと僕、ぷよぷよカップ予選突破率100%継続中です! 

 

これは完全に流れに乗ってるので本戦も期待できますね!

 

 

裏のコミュニティリーダー、scibeanも僕の応援に駆け付けてくれています!

今日こそやってやりましょう!! 

 

 

 

ぷよぷよカップ1回戦負け!(相手は優勝者fron) 

 

 

 

ぷよぷよチャンピオンシップ1回戦負け!(相手は優勝者くまちょむ) 

 

 

 

え?

 

 

 

僕に勝った人が活躍するジンクスでもあるんですか?

 

今まで新規プロ輩出率も100%です。確定SRガチャ堀部孝昌。

 

 

 

『燻銀』の策士coo

さて、というわけで今回は新規プロが2名誕生しました。

なんだか疲れてそうなKamestryさんを見事破ってプロ入りしたのはcooさん。

 

以前よりぷよテトやぷよクロのランダムマッチで見かけることは多く、元から強い方だなという認識はありました。

僕が初めて連戦したのは2016秋~冬らへんだったかな?Twitchでぷよテト配信していた頃に、ダブルスコアにしたような覚えがあります。

 

それからおいうリーグなどでめきめき頭角を現してきて、高レートの常連と言えるほどのプレイヤーに成長してきました。

彼が今回プロになれたのは、弛まぬ努力の裏付けがある分納得できます。

 

 

あとね、僕嬉しいのがね、彼かなり筆まめなんですよ。

puyo-camp.jp

 

ぷよキャンにかなり考察記事を書いてくれている。プロ内ではあまりいなかった属性なんですよね。

僕の立ち位置が危うくなりそうです。

 

 

そして意外とお茶目。チャンピオンシップ登場シーンは笑った。

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超目立つような位置づけではないですが、内にかなり濃いキャラクターも持っていそうで、これからの『燻銀』な活躍に期待できそうです。

 

 

あ、そうそう。見た目がちょっとALFさんに似てる。

 

 

 

『悲願』の主人公fron

お待たせしました。

 

 

puyo-camp.jp

 

屈辱の8月から2ヶ月。この男がついに。優勝という最高の結果を出してきた。

以前、僕のこの記事でも言及した通りです。

ずっと、ずーっと彼は、どんなプロにも負けないほどの熱意を持ち、実況で観衆を沸かせ、プレイで強豪を痺れさせ、多くのファンを抱えてきました。

 

 

 

彼と最初に会ったのは、蕨デイトナだったか、鹿島田マットマウスだったか…もう定かではないのですが、「強い若手がいるらしい」という噂を聞いて、僕から会いに行ったことは覚えています。

 

長崎から上京したての彼は、とても大人しいプレイヤーでした。

僕から話しかけてようやく口を開くような、そんな置物のような彼に、僕は不思議な親近感を覚えました。

 

 

 

「ああ、これは、かつて上京してきたときの俺と同じだな」

 

 

 

10年ほど前、北海道から上京してきた僕は、ぷよぷよについて熱弁をふるうALFさんや、一見気配りの達人だったHIROさんを前にして、人づきあいが下手だったのもあり距離感を掴めずどうにも口を開けない若手でした。

でもなんというか、そんな状況であってもぷよぷよのAC対戦会は僕にとってとても居心地がいい空間でした。

 

 

それはきっと彼も同じで、すぐ毎週のように対戦会で姿を見かけるようになりました。

 

 

 

一見人との交流が苦手そうだけど、ぷよぷよへの熱意が見え隠れしていて、既に実力も申し分ないというような思い入れのある若手には、僕は決まって呪い(まじない)をかけるんです。

 

 

 

そう。一度だけ、彼とサシで飯を食ったときのこと。

上述の「俺もかつて同じだったよ」という昔話をして、「なんだかんだ色々あるけど、俺ら結局楽しくてぷよぷよから抜け出せないんだよなw」みたいなことを話すんですよ。

 

 

僕は10年前、ALFさんとサシで話したことがやたら脳裏に焼き付いています。

内容はあんまり覚えていないけれど、これは元々きっと僕がALFさんにかけられた呪いで。

僕にとってはぷよぷよが生きる活力のウェイトの多くを占めていた頃に、雲の上にいたプレイヤーとそういった強烈な、特別な体験をしてしまった。

 

 

だからもう、それはもう僕にとっては生涯忘れられない思い出なんですよね。

熱意のバトンを、うっかり受け取ってしまった。

 

 

 

そしてきっと、僕がバトンを渡した彼は、97世代という最高のドラマを持ったライバルに支えられ、これからもより一層活躍の幅を広げることでしょう。

 

次世代主人公として、今回のプロ入りよりも、もっともっと先にある『悲願』を成し遂げるために。

今ではもうすっかりふざけられるほどに馴染んだ、ぷよ界という愛すべき居場所のために。

 

 

これからはお前の時代だ。やっちまえ、fron。

 

 

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(番外編)もう一人の呪い

僕にとって、それくらい思い入れがあるプレイヤーだったfron。 

配信にも応援の雄たけびが入っていたと思います。あれ半分ぐらい僕です。

今日喉がめちゃくちゃやられています。

 

 

 

でも実は、僕がもっと先に呪いをかけた相手がいて。

それは、あの会場で死ぬほど騒いでいる僕の隣で悔しそうに、切なそうに、無言で壇上のfronを見つめている

 

deltaでした。

 

 

puyo-camp.jp

 

 

呪いという言葉も、元々彼とサシでたこ焼きを食ってる時にふと思いついたフレーズで。上述の話も、彼にしたのが最初でした。

紆余曲折ありながらも、彼も現代のトッププレイヤーの中核を成している一人には変わりありません。

 

 

傍目からも、言葉をかけられないほどの思い。その気持ちも僕はよくわかるんですよ。

かつてselvaに負けてS級リーグに出られず、当日活躍する彼らを悔しさから観戦しに行けなかった日のことを、昨日のことのように思い出します。

 

 

もう少しなんだ。 

妄信でも何でもいい。とにかく、自分を主人公に仕立て上げろ。 

 

 

 

12月は絶対お前が上がるんだぞ。

お前がやるんだ。delta。他の誰でもない。お前だ。

 

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『狂執』の伝説くまちょむ

本題に戻りましょう。

今回のチャンピオンシップはなんといっても、セオリーを破壊する異常な速攻戦術を導入してきたくまちょむさんの独壇場でした。

 

その雰囲気はぷよぷよがあまりわからない人間にも伝わるほどに殺気を放っていて。

 

 

 

決勝は、プロの控室でも完全にmetaくんの応援一色でした。 

でもそれは、今日のくまちょむさんが「出来上がっている」ことをみんな感覚で理解していたからに他なりません。

これは、きっと勝ってしまうな、と。何かがそう感じさせていました。

 

 

この戦術、本人もインタビューで答えていた通り、おいうリーグA1級の頃から既に模索し、実践投入されていたんですよね。

 

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普通37歳から、そんなことができますか?

自分が積み重ねてきた、伝説の全てをなげうって。

 

常人には到底できることではない。

 

 

狂気と執念の成せる業。これは、まさしく『狂執』。

このレジェンド、一体どこまで進化するのか…

 

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結構くまちょむさん、インタビューの返答が雑だったりすることもあるんですけど、今回の締めの言葉はすごくいいなと思ったんですよ。

『自分の新しいチャレンジが成功して結果が出ることは、ただ結果だけが出るよりも何倍も嬉しい。自分のやってきた成果が発揮できたのは、これからの財産になる』

 

惰性でぷよぷよをやっている人間に突き刺さる言葉です。

 

 

僕としても久々に燃えるような内容の試合を見ました。圧倒的に研究量が足りなかった。

ぷよぷよeスポーツという新しいプラットフォームの上で、僕も新しい最適解の戦術を編み出します。全てをなげうって。

 

 

 

 

それじゃあまた。