S級リーグ live vs ともくん 振り返りと感想

 

最後の餃子や

 

・事前研究

ともくんは一言で言うなら「保留のぷよ」で、強い形を作って相手の初動を伺いそれを狩るというのが基本方針となっている。アカギでいうところの浦部。

威圧や打ち逃げが対策になりうるものの、中途半端では効かないし、あまり極端に振りすぎるのは自分のスタイルを崩しかねないので、たまに味変要素として入れるくらいがちょうどよいかなとは思っていた。

 

またそのスタイルの特性上、速度を下げて精度に変換する速度精度変換が異様に上手く、判断に時間をかけすぎると精度が上がっていく。

形を組み合って正面からやり合う場合、ピンポイントでの待ち合いでこちらも高速で相手のキズを見つけなければいけないという厳しい要求をされるのがつらいところ。

 

保留から次の択に向かうのにどうしてもタイムラグが発生するので、対時間を削るタイプのぷよはおそらく苦手寄り。最近では連鎖尾マルチの比率を増やして対策しているが、根本的な解決にはなっていないのでこちらとしては強い先打ちを多用したい。

 

・本番

全体としては、中盤対応の連結を増やされてこちらが時間を削られてしまった場面が多かったなという印象。

細かいボーンヘッドで落としてしまった試合も多かったが、それを差し引いてもきちんと負けているので展開の作り方に差があったなと言わざるを得ない。

 

最序盤はわりと理想展開に持っていくことができていた。

 

保留している間に単発でお邪魔を降らせて、返す刀が来る前に10万先打ち

 

これが結構必勝パターンで、先述した強い先打ちの一例。

12万まではまあまあ返されるが、その分時間をもらえるのでセカンド3万を打って封印して終わり。

 

たまに14~15万が返ってくるのは、別に上振れなんで知らんすね~で割り切っていた。一応時間と選択の余地があるといえど、例えば攻めて詰めている最中に上部でハチイチを引かれたりするのと確率上大差はないと認識しているので、見かけ上のプレイで判断軸をブレさせるようなことはなかった。

 

ただ、単発のタイミングが早すぎると、こちら側が能動的な「保留のぷよ」になってしまうため、ともくんに対して一番やってはいけないぷよになってしまうのが問題。

数年前の自分は無限に状況把握のための時間を作る単発始動をしていて、連取されていたシーンはその癖が結構出てしまった自覚があった。ともくんは互いの始動までは時間をくれるので、変に動くくらいなら徹底して待つ方が有利を取りやすい。

 

 

記憶に残っているのは16-10の試合。

 

初動の読み合いを制して4連に4ダブを合わせて1段降らせ、2連追い打ちでさらに2段弱降らせた盤面。

右の連結2連追い打ちを警戒してくるので、ともくん側は無理やり受けを作って備えに行くしかない。のをこちらも読み切っているので、深追いはせずにステイする。

 

何より右の2連は多連結連鎖尾になっているので、形を乱したなら強い先打ちのパターンに適用してしまう方が強いだろうと踏んで先打ちした。

相手は2連整地から1列目の厳しい要求値を乗り越えて13連を成立させてくる。ただ、時間を使わせているのでセカンド圏内では全然あった。

 

 

赤の来る順序が早すぎて4列目に赤が置けず、6ダブ9連を打てず直撃。

と思ったけどこれよく見たら緑同時にならないせいで7ダブじゃね?じゃあどっちにしろ微妙だ。

 

いずれにせよ、有利を確信しての展開ではあったので、気持ち的に分水嶺の一本ではあった。

 

セカンドに関しては、今回打てたものは見かけ上のプレイでしかなくて、有利を取るためのセカンドとして会心の出来といえるものはなかった。引かれたら負けているorそもそも必要ないの二択になりすぎ。自認としてはこれくらい組めてようやく普通。

自身の強みの一つと言える部分なので、もっと異常な試合のひっくり返し方をしてようやく及第点といえる。S級相手なので、それ以降相手の判断がブレるとかはあまり期待していないが。

 

 

・総括

振り返ってみると、終始自身の形の作り方は悪くなかったように見えた。問題は、形が悪いときの自分の軽率な始動と動きがミックスされてしまったことであって、もっと鉄壁のプレイに寄せていればこの本差にはならなかった気がする。

試合の少し前、レート戦で3600を目指している祭、対策を兼ねて「保留のぷよ」を意識してトレースできれば自信につながるだろうと思って試していたけれども、長時間プレイしたりして緩むとどうしても先読みを入れてしまう節が出ていた。

プレイの指針が混ざってしまった要因は対策と解釈不足と余裕の少なさが招いた結果なので、仕方がない。

 

S級の全員の戦い方はある程度トレースできた上で、戦い方の選択の余地を残すことが強さにつながると思っているので、特別な方針に特化しなかったことに後悔はない。究極的に汎化した上で、最終的に残り続けるものが個性であるとどこかで聞いた。

負けたとはいえ、形と要所の判断については問題ないことが再確認できたので、もっと思考に猶予を持ち、泰然としたぷよを目指すべきだなと思う。

 

俺はまだ強くなれる。