S級を終えて

終わったなぁ~

 

S級が終わったらやりたいこととかやらなきゃいけないこととかいろいろあったはずなのに、なんだかあんまり思い出せないというか空虚というか…

そんな心境でこれを書いています。

 

 

おおむね対外的に伝えたいことはポストに凝縮したので、ここでは補足的な部分を書いていきたいと思います。

 

 

 

1.ここまで続けてこられた精神的支柱の話

この歳まで競技としてのぷよぷよをやめてこなかった理由として、自分のセカンド力とか連鎖のラインを見る力というのが昔からずば抜けていて、圧倒的な自信があったからというのが根底にあります。

しかしこの自分の武器は、ゆうきのらすけが出てきたあたりからもう唯一無二のものではなくて、なんなら今回のS級では全員がたどり着いている領域になってしまいました。

 

自分はその尖ったステータスを軸に据えて、他の分野の技術をどれだけ肉付けできるかという汎化の路線で強くなっていったので、最前線で戦える自負がずっとありました。

汎化を続けて全ステータスが底上げされた結果、今ちょうどS級門番くらいの位置にいるのかなという自認です。

 

まあそういった、『だれにも負けない自信のある分野』という精神的支柱が、今環境で崩れるだろうなとあらかじめ予測していたので、もうやめちゃってもいいタイミングなのかな…と思う一因になったというわけです。

近年の時間を削る環境が向かい風なのもり、なんなら最後のちゃるめらー戦はセカンドミスで数試合落としているので、気持ち上は余計キツかったと。

 

なので、ここから先もさらに上を目指すとなると、どういう心持ちになるかは正直わからんな~という現状です。

ただ全ての技術を上げていけばいいだけの話なんですけどね。

 

 

2.ずっと抱えていた悔悟の話

端的に言うと、何年も競技シーンに身を置いている中で、自分が弱いせいでぷよぷよを面白くできなかったという悔悟がずっと付きまとっています。

今回のS級とかの局所的な話ではなく、圧倒的に強くなってしまった人間に自分含め周囲の人間が追いつくことができず、失望させて去らせてしまったという話です。

 

裏テーマとして、もし今回のS級で好成績を残すことができたなら、インタビューでこの話がしたいなと思う部分がありました。

結局ちょっとこんな戦績では、これまでの悔悟を全く払拭できていないどころか余計引きずってしまったので、話せるわけもなく。

 

でも今回のおいうリーグを通して一番嬉しかったのは、マッキーがチャレンジャーリーグを積極的に見てくれてたことなんですよね。なんなら結構自分のことを応援してくれていて。

別に何気ないポストですけど、これ見た瞬間、なんかちゃんとぷよぷよやっててよかったなって心から思えました。

 

反面、momokenは相変わらず俺のぷよにはあんま興味なさそうだな~って思ってます。(勝手な憶測)

まあそれが悔しいし、悲しいし、ムカつくしで、意固地になってる部分はあるんだろうなあ。

上記トピックで話したようなステータス汎化の先、彼らの想像を超える領域に行かないと、本質的にはずっと認められないんだろうな~と感じてる次第です。

 

自分がこの2人ほどぷよぷよをアスリート然として捉えられているかとというとまだまだですし、今回のS級でようやくその端くれに到達できたかなという程度です。

なんとか死ぬまでにはこの悔悟を捨てきれればいいなあ。

 

3.人間と関わったことによる影響の話

「仲間と高め合う楽しさ」の深掘りに近い部分ですね。

新おいうリーグが開幕したあたりから如実に感じ続けていることなんですが、自分は間違いなく一人ではS級にたどり着けていなかったと断言できます。

 

ぷよぷよって個人競技である以上、チームワークとかコミュニケーションと疎遠に捉えられがちですし、比較的自分も長年個人で研究し続けるのが正着なのかとずっと思っていました。

でもその結果、モチベーションが続かなくなったり、上達効率が悪くなったり、精神的にも不安定になったりと、悪影響の部分が多いことに気づかされたんですね。

だから人とたくさん交流しながら練習することが、こんなにも助けられるものなのだと改めて知らされて、すごくありがたかったです。

 

 

特に今回のS級メンバーは自分にとってすごく思い入れの深いメンバーで、敵であるとともに仲間であり、かけがえのない友でした。

 

ゆうき。

お前に師匠になってくださいと言われたときに、俺の運命は変わったんだと思う。

これから飛躍していくお前にとって、俺は恥ずべき師匠であってはいけないという思いが強くあった。だから、きっとここまで頑張れた。ありがとう。

 

のらすけ。

好奇心の塊で、時に辛辣で、愛嬌のあるキャラクター性が俺にとっても、おそらくみんなにとっても癒しだった。

まだまだお互いアホみたいな試合をたくさんして、そのたびにゲラゲラ笑っていよう。

 

ともくん。

すっかりぷよぷよ競技シーンの顔になって、ここまで続けてきて一番すごいやつだと思ってる。

日常のしょうもない時間もたくさん一緒に過ごしてきたし、栄華も挫折も共に経験してきた。歳は離れてるけど、これからも仲良くしてほしい。

 

でるた。

長年選手として走り続けて、いつの間にかお互いベテランになってしまったなあ。

うまく折り合いつけつつ。今後もいい距離感でぷよぷよと関わっていけるといいな。いうてマイペースなお前のことだから、別に心配いらんか。がはは。

 

ちゃる。

俺達は互いに最大の障壁で、最高の理解者であれたと思う。

その真面目さと真摯さがなかったら、最終日に俺がこんな悔しさを味わうこともなかっただろう。人として、成長させてくれてありがとう。

 

一緒においうリーグを観戦してくれたり、ぷよぷよの対戦や研究に付き合ってくれた皆さん。

その心地よい時間があったからこそ、今まで続けることができました。

 

みんな……どうもでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ!

 

ぬえ。ゆが。

俺が今回S級に行けてなかったら、S級に上がっていたかもしれない2人。

 

ぬえはチャレンジャーが終わった後も、レベルの高いスパーリング相手を安定して請け負ってくれてありがとう。

受験でいったん離れるかもしれんけど、また戻ってきたらリーグ出てくれよな。じゃないと俺が一生戦績勝ち越しだぞ?いいのか?

まあまたそのうち、リアルでも会えるといいな。

 

ゆがはチャレンジャーで本当にボコボコにされた!ゆるせん!

オフで見かけると無性に話しかけに行きたくなっちゃうんだよな~。なんなんだろ。俺がおじさんだから?

ずっと野心ギラギラなのが本当にいい。その闘志を大事にしてな。

 

きっと、次はもうお前たちの時代だよ。ま、その時代にも多分俺はいるけどな。

 

 

本当に終わり!ありがとうございました!

 

S級リーグ live vs delta 振り返りと感想

 

上野の餃子や

 

・事前研究

deltaのスタイルは昔からずっと一貫していて、力、技、速さが異常に高く、HPと守備は最低限あればいいでしょみたいなウォーリアータイプ。

当人の思想としてはずっととこぷよして飽和火力出したいっすね~が基本方針で、対人戦に関しては結構なウェイトを瞬発的な発想やセンスで補っており、なまじそれが余計に秀でてるがゆえにずっとS級にいる規格外のバケモノ。

 

ステータス配分自体は自分と似通っており、昨年まででいうと飽和手順の練度の差で自分がほぼ先手を取らなければいけない状況だった。

ゆえに初動負けが多くなり、ほぼ上位互換のステータス差を押し付けられて何もできずに圧殺される…みたいなのが顕著に出たのがおいう1期チャレンジャーの最終戦であろう。

 

緊張由来だったりでの本番のパフォーマンスのブレが激しいというのが弱点としてあげられるが、相手の下限値にレンジを合わせて戦っても仕方がないので考慮する必要はない。何なら自分も緊張でパフォーマンスが落ちるのでもはや同条件。

人対策でスタイルを変えるみたいなことは全くしてこないので、こちら側は小細工を弄して戦うこともできなくはないが、リスキーだなと判断して採用しなかった。

 

まあそういうことなので、基本自分のパラメータを上げないことにはどうしようもない。

飽和手順、平均火力、展開速度、良形意識、対人戦の立ち回りあたりはS級に向けて特に強化した部分なので、それを正面からぶつけて強い方の勝ち!wで行くつもり満々だった。シンプルイズベスト。

 

 

・本番

当日試合前アップをしたところ頭が異様に熱くなり、やべえやべえやべえと思って急いでエナドリとアイスを買ってきて緊急投与した。

なんとか並くらいのパフォーマンスに戻せた気がするものの、不安の残る立ち上がりに。

 

案の定だらだらと開幕リードされてしまうものの、転機は4-1にて起こる。

 

あれ?

だいぶ露骨に見せてたつもりの2ダブを2トリに増強して打ったのに、その間相手何も備えてこなかったぞ?

 

手順や良形維持によって相手の攻撃に備えるタイプは、連鎖を準備し牽制して相手に攻撃させないことで凝視負荷を下げるという、いわゆる「形に凝視をしてもらう」ことが多い。

じゃあその形が乱れているとしたら?

 

もう一回やってみるか。と2ダブ祭りを開催する。

 

わりとこちらがスマートに動いたとはいえ、普段なら発生しそうな合間でのクリティカル対応が全く挟まってこない。形も少しづつ乱れていく。

 

これはdeltaさん………貴方……"""緊張"""していますね?

 

相手の調子はおそらく良くない寄り。相手はスロースターター。マッキーの教えは『相手の苦手な行動一辺倒になるな』。

導き出した戦略は、先打ち飽和、後打ち飽和、潰し、まずは全て使って包囲する。

そしてこのキズは切り札として取っておく。

 

 

と思って試合進行していった結果、折り返し付近まではリードすることに成功するもそこからじわじわと取り返され…という推移になってしまった。

 

 

かなり良くなかったのは、相手の凝視負荷を上げるためのラフな中盤の入りを後半で多用したものの、錬成対応が間に合わず3本ほど簡単に落としてしまったのが結果的に大きく響いてしまった。

序盤で見つけた相手のキズに頼ってしまい、盤面ベースの戦いを放棄してしまった。

 

 

そんなこんなでなんだかんだ食らいついてはいたものの、最後はこの1本が大きすぎた。

 

盤面上感触が悪くない118000先打ちを133000で返される。

巨人の意地だな~

 

セカンドを5トリ6連にできていればまだ試合続行できそうだったにもかかわらず、妥協5ダブにしてしまったのは危機感の欠如に他ならなかった。

お前さんひょっとしてまだ、自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?

 

といってもこれは、上手くなってしまったがゆえの保険というか、ギアを上げ切らなかった部分の負けでもある。

第一感で返ってくると確信して中央4列爆速進行にしたのに、セカンドを打てない直撃での負けをケアしすぎたのは37歳が出てしまったと言わざるを得ない。20歳の俺ならMAXを取れていた。

セカンドを打ち切った後の127000は並の16連相手なら正しい点数だ。問題は相手が巨人だったことであり、俺は俺の理論を全うしている。悪くない。

 

大人になるというのは寂しいことだ。

 

 

・総括

ここまでで3敗してしまい、かなり不甲斐ない戦績になってしまっている。

ただ試合ができていないということは全くないし、少なくともイージーミスをもっと減らしたいと思いつつもすぐ対処できれば苦労はしないなというジレンマを抱えながら戦っている。

 

まあでも次ののらすけ戦、何かが起こる気がするよ。

なんせあのリアルりべコールが起こったカードだからね。

 

身体もだんだんおかしくなっていくけど、残りの試合もがんばっていこう。

 

S級リーグ live vs ともくん 振り返りと感想

 

最後の餃子や

 

・事前研究

ともくんは一言で言うなら「保留のぷよ」で、強い形を作って相手の初動を伺いそれを狩るというのが基本方針となっている。アカギでいうところの浦部。

威圧や打ち逃げが対策になりうるものの、中途半端では効かないし、あまり極端に振りすぎるのは自分のスタイルを崩しかねないので、たまに味変要素として入れるくらいがちょうどよいかなとは思っていた。

 

またそのスタイルの特性上、速度を下げて精度に変換する速度精度変換が異様に上手く、判断に時間をかけすぎると精度が上がっていく。

形を組み合って正面からやり合う場合、ピンポイントでの待ち合いでこちらも高速で相手のキズを見つけなければいけないという厳しい要求をされるのがつらいところ。

 

保留から次の択に向かうのにどうしてもタイムラグが発生するので、対時間を削るタイプのぷよはおそらく苦手寄り。最近では連鎖尾マルチの比率を増やして対策しているが、根本的な解決にはなっていないのでこちらとしては強い先打ちを多用したい。

 

・本番

全体としては、中盤対応の連結を増やされてこちらが時間を削られてしまった場面が多かったなという印象。

細かいボーンヘッドで落としてしまった試合も多かったが、それを差し引いてもきちんと負けているので展開の作り方に差があったなと言わざるを得ない。

 

最序盤はわりと理想展開に持っていくことができていた。

 

保留している間に単発でお邪魔を降らせて、返す刀が来る前に10万先打ち

 

これが結構必勝パターンで、先述した強い先打ちの一例。

12万まではまあまあ返されるが、その分時間をもらえるのでセカンド3万を打って封印して終わり。

 

たまに14~15万が返ってくるのは、別に上振れなんで知らんすね~で割り切っていた。一応時間と選択の余地があるといえど、例えば攻めて詰めている最中に上部でハチイチを引かれたりするのと確率上大差はないと認識しているので、見かけ上のプレイで判断軸をブレさせるようなことはなかった。

 

ただ、単発のタイミングが早すぎると、こちら側が能動的な「保留のぷよ」になってしまうため、ともくんに対して一番やってはいけないぷよになってしまうのが問題。

数年前の自分は無限に状況把握のための時間を作る単発始動をしていて、連取されていたシーンはその癖が結構出てしまった自覚があった。ともくんは互いの始動までは時間をくれるので、変に動くくらいなら徹底して待つ方が有利を取りやすい。

 

 

記憶に残っているのは16-10の試合。

 

初動の読み合いを制して4連に4ダブを合わせて1段降らせ、2連追い打ちでさらに2段弱降らせた盤面。

右の連結2連追い打ちを警戒してくるので、ともくん側は無理やり受けを作って備えに行くしかない。のをこちらも読み切っているので、深追いはせずにステイする。

 

何より右の2連は多連結連鎖尾になっているので、形を乱したなら強い先打ちのパターンに適用してしまう方が強いだろうと踏んで先打ちした。

相手は2連整地から1列目の厳しい要求値を乗り越えて13連を成立させてくる。ただ、時間を使わせているのでセカンド圏内では全然あった。

 

 

赤の来る順序が早すぎて4列目に赤が置けず、6ダブ9連を打てず直撃。

と思ったけどこれよく見たら緑同時にならないせいで7ダブじゃね?じゃあどっちにしろ微妙だ。

 

いずれにせよ、有利を確信しての展開ではあったので、気持ち的に分水嶺の一本ではあった。

 

セカンドに関しては、今回打てたものは見かけ上のプレイでしかなくて、有利を取るためのセカンドとして会心の出来といえるものはなかった。引かれたら負けているorそもそも必要ないの二択になりすぎ。自認としてはこれくらい組めてようやく普通。

自身の強みの一つと言える部分なので、もっと異常な試合のひっくり返し方をしてようやく及第点といえる。S級相手なので、それ以降相手の判断がブレるとかはあまり期待していないが。

 

 

・総括

振り返ってみると、終始自身の形の作り方は悪くなかったように見えた。問題は、形が悪いときの自分の軽率な始動と動きがミックスされてしまったことであって、もっと鉄壁のプレイに寄せていればこの本差にはならなかった気がする。

試合の少し前、レート戦で3600を目指している祭、対策を兼ねて「保留のぷよ」を意識してトレースできれば自信につながるだろうと思って試していたけれども、長時間プレイしたりして緩むとどうしても先読みを入れてしまう節が出ていた。

プレイの指針が混ざってしまった要因は対策と解釈不足と余裕の少なさが招いた結果なので、仕方がない。

 

S級の全員の戦い方はある程度トレースできた上で、戦い方の選択の余地を残すことが強さにつながると思っているので、特別な方針に特化しなかったことに後悔はない。究極的に汎化した上で、最終的に残り続けるものが個性であるとどこかで聞いた。

負けたとはいえ、形と要所の判断については問題ないことが再確認できたので、もっと思考に猶予を持ち、泰然としたぷよを目指すべきだなと思う。

 

俺はまだ強くなれる。