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僕が『ぷよクエ』のギルド運用で失敗して学んだ、組織を上手く回すための考え方

 りべです。

 

 

 

 

最近の出来事ですが、なにやら揉めてますね。
こういうの、毎度毎度あることなんでどっちが捏造してるとかどっちが正しいとかはあんまし興味ないんですよ。ただわかることがひとつだけあって。
それは『理念の合致しない組織に入ることはお互いを不幸にする』です。

 

チームでもサークルでも職場でもコミュニティでも大体なんでもそうな気がします。

周囲から浮く人間はどうしても居心地が悪いし腫れ者扱いされちゃうし最悪迫害もされやすい。もうそういうもんだと思ってます。人間である以上。

 

 

ちょっと昔話をしましょうか。

 

目次(3926文字)

  • 月間1位を争っていた2つのギルド
  • それぞれの末路
  • めでたくねえ
  • 同じ属性の人間をまとめすぎるな
  • 理念に賛同せよ

 

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ぷよぷよはどの大会とタイトルホルダーが凄いのか?まとめてみた

りべです。

なんか早起きしたんで記事書きます。

 

 

momoken連戦祭のPVを見た外部の方が100%思ったであろうこと。
「なんかいろいろ選手の所持してるタイトルあったけどどれがどうすごいのよ」

 

そうなんですよね。こういうところってあんまり共有されてない。内部の人間がぼんやり理解してるだけ。

僕も他のゲームのプロプレイヤーの実績とか見ると「なんかたくさん並んでてすげえな!」ってなるんですけど、いやいや何がどうすごいのよ?ってのはあんまわからない。

みんな自分をアピールするばっかりで、一つ一つの大会のすごさをアピールし損ねてないですかね?

 

 

じゃあこれ整理しちゃえば他のゲームに比べて一歩リードじゃん。

esportsを盛り上げていくぞ~!esportsに関わりたい!

 

 

目次

 

 

 

主要タイトル

年に何回も行われる2本先取等の短本数大会はキリがないので省いています。

・実力が色濃く反映される

・年度中は称号として使える

ようなものをピックアップ。

 

 

・S級リーグ(AC通→おいう)【全一】

puyo.in

piponeeroiu.com


「最強を決める」コンセプトのみに基づいて設立されたタイトルであり、発足後momokenが3連覇したことにより不動の地位を築くこととなった元祖のタイトル。
旧S級は100本先取、現在でも50本先取という最長本数のリーグ戦となっており、その実力に異論を挟む余地はない。

 

どっちもWebページのタイトルちゃんとつけて。

ACの2015年度S級の情報についてとか、もはやリンク先がないという状況でPV作る上で情報探すのクソ面倒でした。だれかなんとかしてくれ~

 

 

 

・BOXQ3マスターズ【グランドマスター】

nagoyanpuyo.jp


各地で開催されるぷよぷよ大会の結果を元に有志でポイントを集計し、その上位のものだけが参加できる大会。
トーナメントとはいえど選出されたメンバーは例外なく強者であり、一回戦から10本先取、決勝は20本先取と十分にシビアな本数設定となっている。

 

最古であり最長のタイトル。2008年度とか2009年度のトナメ見ると完全に古文書だし、古文書の中に俺の名前があるのがヤバい。もう生きた化石。

 

 

 

 

・Redbull5G Puzzleジャンル【ファイナリスト】

www.redbull.com


ぷよぷよ部門における東西の予選を勝ち上がったファイナリスト。サードパーティ主催で、演出面においてずば抜けていた大会。
3本先取の2セット先取、決勝は3セット先取と、本番強さと実力のバランスが問われる本数配分となっている。

 

ぷよぷよ初の「選手がカッコよく見える演出」をしっかりしてくれた大会ですよね。超大好きなんで復活してください。お願いします。

 

 

 

・列強争覇戦【覇王】

puyoevent.sakura.ne.jp


S級リーグの過渡期を埋めるように開催された、全国で店舗予選を行い代表者を選出し決勝を行ういわゆる甲子園型の大会。
各地の強者が集った上での、終始10本先取のシングルエリミネーショントーナメントとなっている。

 

momoken連戦祭で主催の飛車ちゅうからコメントがあった通り、第2回までで完結のタイトルとなります。

なので僕は永久に覇王ですし、決して自分のことを覇王と思い込んでいる精神異常者ではないです。

 

 

 

・AnimEVO【世界チャンピオン】

puyo.bondo.link


ラスベガスのマンダレイベイにて開催される超大型ゲームイベント内のサイドトーナメント。対外的な注目度は随一。
基本7本先取のダブルエリミネーショントーナメントであり、準決勝以降10本先取となる。

 

現状唯一の国外大型タイトル。

PuyoNexusが主導でやってくれているんですが、2017から始まったばかりなので大会の採用ルールがあんまり固まっていないみたいですね。色々試しているのかも。

puyonexus.com

 

 

 

・ぷよテトA級リーグ【ムキムキ!】

www46.atwiki.jp


サマフ主催のぷよぷよテトリスにおけるリーグ戦。
全ての試合は30本先取のリーグ戦で行われ、実力が反映される比率は高い。

 

いや、なんか別に決まった称号とかはないんですけど、2015年度のムキムキTomのイメージしかなくて…

www.nicovideo.jp

 

この人今だとプロやってるみたいですよ?

あとこの人にボコボコにされてる人もプロやってるみたいです。

 

 

 

これらに今年度から、

・ぷよぷよランキングファイナルズ【?】

が追加されます。

puyo.sega.jp

SEGA主催のポイントランキングの上位7名+αが参加できる大会で、試合形式はまだ不明。

 

 

 

 

タイトルホルダー一覧

で、これが歴代タイトル保持者。

 

f:id:livedesu:20190125050209p:plain

 

・ももちゃんゾーン

2011~2013のこのmomokenの「出れば勝つ」みたいなゾーン。参加さえ続けていればぷよぷよの羽生善治になり得た男。

彼はこの時期で自身のイメージを完全に確立しましたよね。

 

・亀仙人ゾーン

momokenが天岩戸へ隠居した途端に、2014で三冠王達成し出すkamestry。

3年連続ファイナリストも2008で優勝してるのも「???」って感じですしやっぱりレジェンドなんやなって。

 

・電光石火ゾーン

意外と評価されてないんですが、ざいろのタイトル保有率は結構高いです。着々と結果を積み重ねているのでもっと知られてほしい。

安定して大会で実力出してくるし、特にACだとつええんだよなあ。てかはええ。

 

 

タイトルのすごさ比較図

で、なんかすごい感じの図です。

 

f:id:livedesu:20190125063822p:plain

 

・パラメータ

注目度…対外的な認知度です。ぷよぷよコミュニティ内での注目度合いではない。

実力…参加者のレベル+大会形式による実力反映度合いって感じです。

 

 

 

競技シーンが発展する3つの可能性

上図の「競技シーンの目標地点」って部分に属するタイトルはまだないんですけど、一体どうやってそこを目指せばいいんでしょうか?

 

1.実力のあるタイトルの注目度を上げる

みんながやりたいやつです。

 

「S級リーグ、めっちゃすごいからもっと認知されてくれ!」と思ってるだけでは周囲に認知されていきません。いくら内容がすごかろうと、認知されるための広報的な施策を打たなければ宝の持ち腐れなわけですね。

おいうリーグのすごさを記事にしたり、選手紹介PVを作ったり、演出を考えたり、実況解説に有名人を呼んだり、外部とのコネクションを作ったりしてるのはこれが目的です。

 

 

2.注目度のあるタイトルの実力を上げる

みんながあんまり気付いてなさそうなやつです。

 

正直な話をすると、この中のタイトルで一番活動をする上で美味しい思いができるのはAnimEVOです。優勝してなおかつそれを上手く拡散できる記事を書いたことで、僕の仕事の幅は爆発的に広がりました。

世界チャンピオンという称号を名乗って仕事をいただいてくることは、タイトル保持者の責務でもあるんですね。今現在僕にしかできないことなので。この競技シーンに実力までついちゃえば無敵です。

 

そもそもPuyoNexusの熱意は異常なんですよ。向こうからすると国外のゲームの情報をわざわざ取ってきて翻訳した上でコミュニティ大会を開いているんですよ。そんなんできます?

国外でも大会を開けば日本のプロ選手や実力者がたくさん来てくれるって状況になったら、年を追うごとに間違いなく環境整備に力入れてくれるでしょうし、そりゃもうLoLに例えたら日本にFakerが来るくらい喜んでくれますよ。彼ら。みんな行きましょう海外。

 

 

3.新しいコンセプトのタイトルを作る

ないなら作っちゃえばいいじゃん。大会。

ぷよぷよランキングファイナルズはかなりいい線いくタイトルになってくれそうです。

 

公式任せじゃなくて、コミュニティ側からも年間を通して運用するタイトルはどんどん作りに行っていいと思います。長期的なビジョンとパワーが必要なのがしんどいですけどね。

飛車ぷよはそういった部分も考えて動くのかな~。長期運用ものは年月とともにできることが増えていくと思うんでちょっと今の段階じゃまだわかんないですね。まあ僕もバックヤードでいろいろやります。

puyo-camp.jp

 

 

 

天岩戸をパンチでぶち壊せ

上図の「天岩戸ゾーン」って何よと。

 

アユハさんは「人の和」でゲーマーをオフラインイベントに呼び込もうと言ってるんですね。それを天岩戸と形容してるわけです。

 

で、もうひとつあって。

note.mu

これでなぞべさん(現・謎部さん)は僕が「最強格プレイヤーが表に出てこない」と言ったことを磐戸となぞらえてる。 これもまあ、ひとつの天岩戸ですよね。

 

 

さらなる競技としての高みを開拓するには、この天岩戸ゾーンに訴求できる何かが必要になってくるじゃん?って話です。

・統一王座戦

・momoken連戦祭

は天岩戸こじ開けイベント感ありましたよね。

 

 

このアプローチの仕方も3つあると思ってまして。

 

開かぬなら開くまで待とう天岩戸

わりと下策です。何もしなかったら何も起きない。まあでも何かしがらみとかが原因の場合は時間が解決することも多いです。

 

開かぬなら開けてみせよう天岩戸

「外が楽しそう」な環境を整えることで、出てきたいと思わせる。アユハ流奥義ですね。正着ルートだと思います。

 

開かぬなら壊してしまえ天岩戸

どういうこと?

いやなんか、結局マッキーくんが連戦でmomokenをぶっ倒したのが一番天照大神的にはガツンと来たんでしょうね。それから一瞬で強くなりだしたし。やっぱりサイヤ人なんですよこいつら。戦いでしか心が動かない。ただ血を見たいだけ。

 

そもそも表に出てる若手が天岩戸内にいる者より強くなっちゃえば、実質天岩戸開いたのと同じじゃんみたいな。超暴力的解決。やはりゲーマーはパンチでしか自分を表現できない。神位継承していこう。

 

 

だから10代のみんな、神を潰せるくらいぷよぷよ強くなろうな!

 

 

 

それじゃあまた。

 

 

 

momoken連戦祭 感想

あけましておめでとうございます。

 

りべです。

 

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

同接最高4500人。

 

公式大会と遜色ないほどの影響力を持つイベントを、コミュニティの力のみで行えました。

無償ながらも参加していただいた方々、運営にご協力いただいた方には厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

「この物語の全てを語り継ぐ者」

なんて自分で箔をつけたからには幕引きくらいはきちんとしなきゃいけないなと思うわけでして。

かといって日頃からドラマ性を増幅して語っている身としては、あんまり薄っぺらい言葉を並べると安っぽく感じそうだなと思ってるのも事実です。

 

 

………

 

 

2014年度S級リーグに参加しなかったmomoken。

不参加を表明した直後、彼がこんなことをぼやいていたのを僕は強く覚えていました。

 

「結局おれはミスケンを超えられなかった」

 

当時は四強が健在で、語り手と言えば彼らでした。

彼らのヒーローがミスケンであることは、その時代を共に生きていた以上覆しようがなかった。

 

 

 

 

 

 

では、今はどうなのでしょうか。

自惚れかもしれませんが、語り手と言えば僕やその近くの世代になってきたような気がしています。

 

僕が共に時代を生きてきたヒーローは、momokenだった。

 

結局彼は戻ってきて、未だに伝説を塗り替え続けている。

そしてそれを周囲に伝える者がいる限り、時代によって伝説の筆頭格とは変わるのではないでしょうか。

 

 

 

伝説を作るのは、いつだって偉大なる当人と周囲の語り部である。

 

 

 

momoken対ミスケンというカードは、彼の抱き続けていた望みでもあった。

AC最後のイベントという幕引きでこれを実現できたのは、僕にとっても本望でした。

 

 

伝説ミスケンと語り部ALF。

伝説momokenと語り部live。

ある意味僕らが生きてきたのは、伝説と語り部の物語だったんだなと思いました。

 

 

 

だからそれをテーマにして連戦祭のエンディングムービー作ろうかなと思ったんですけど、ちょっと僕の個人的な物語すぎるんでボツにしました。

というか自分で自分のこと演出するの恥ずかしいと思う気持ちありますからね。さすがの僕でも。

 

 

折角なんで、その構成文面の一部だけのっけておきます。

2009~2019の僕の心境。

忘れたくないので。 

 

仲間のいる楽しさを
分かち合ってくれた
 
目標を達成する喜びを
この胸に授けてくれた
 
届かず認められない挫折を
心の奥に刻み込んでくれた
 
思い上がった自尊心を
根底から覆してくれた
 
そんなどうしようもない僕と
ずっと友達でいてくれた
 
だからもう一度だけ
前に進み直そうと思えた
 
皆でならなんだってできると
華やかな夢と希望を見せてくれた
 
だけど導いてきた彼らは丸ごと
絶望と悲しみに飲み込まれてしまった
 
荒廃した世界を見た語り部は悟りました
この世は「清濁のるつぼ」
伝説を失った世界には標が必要で
その役割ができるのは限られた者のみ
 
もう傍観者ではいられない
彼らに支えられてきた恩を返すとき

自分の力がこの世界の助けになるのなら
そう願いました

 

 

なんも演出がねえとすっげえくせえ文章だなこれ。

僕にとってこの10年で最も大事だったことですし、今僕が物事を頑張ってる原動力なんでしょうがないんですけど。 

 

 

 

大昔、ALFさんに叱られたことを思い出します。

 

「どうしてそんなに斜に構えたことばっかり言うんだ」

 

うるせ~~~!俺の勝手やろ!としか当時は思ってませんでした。

 

 

今ならわかります。

愚直にバカになって、真っ直ぐ生きた方が確かに面白いな。

自分の望んだものは、思ったよりも簡単に実現できる。

 

 

くそほど捻くれて斜に構えていた僕が、周囲に真っ直ぐ生きることを説いて煙たがられる立ち位置に来ているの、皮肉効いてて本当に面白すぎなんですよね。

 

 

 

………

 

 

さあ、僕達が描いてきた物語はこれで終わり。 

そしてこれから、新章が始まります。

 

伝説を担う者は誰なのか。

語り手を担う者は誰なのか。

またワクワクしてきたじゃあないですか。

 

 

 

変に賢く振る舞う必要なんてない。

みんなでバカになった方が、楽しい世界は案外簡単に実現できるかもしれません。

是非、手伝ってください。

 

 

 

それじゃあ今年もよろしくお願いします。