あけましておめでとうございます。
りべです。
同接最高4500人。
公式大会と遜色ないほどの影響力を持つイベントを、コミュニティの力のみで行えました。
無償ながらも参加していただいた方々、運営にご協力いただいた方には厚く御礼申し上げます。
「この物語の全てを語り継ぐ者」
なんて自分で箔をつけたからには幕引きくらいはきちんとしなきゃいけないなと思うわけでして。
かといって日頃からドラマ性を増幅して語っている身としては、あんまり薄っぺらい言葉を並べると安っぽく感じそうだなと思ってるのも事実です。
………
2014年度S級リーグに参加しなかったmomoken。
不参加を表明した直後、彼がこんなことをぼやいていたのを僕は強く覚えていました。
「結局おれはミスケンを超えられなかった」
当時は四強が健在で、語り手と言えば彼らでした。
彼らのヒーローがミスケンであることは、その時代を共に生きていた以上覆しようがなかった。
私はmomokenが強くなってあらゆる相手を圧倒している時代をほとんど見ていなかったんですよね。
— mas@ぷよ (@mas_puyo) January 3, 2019
伝説のぷよらーと言って想像するのはミスケン。その伝説を、惜しみない誇張で伝承していたAlfさん。Alfさんの掲示板を毎日毎日読み漁りながら、ぷよぷよにのめりこんでいった。
では、今はどうなのでしょうか。
自惚れかもしれませんが、語り手と言えば僕やその近くの世代になってきたような気がしています。
僕が共に時代を生きてきたヒーローは、momokenだった。
結局彼は戻ってきて、未だに伝説を塗り替え続けている。
そしてそれを周囲に伝える者がいる限り、時代によって伝説の筆頭格とは変わるのではないでしょうか。
伝説を作るのは、いつだって偉大なる当人と周囲の語り部である。
momoken対ミスケンというカードは、彼の抱き続けていた望みでもあった。
AC最後のイベントという幕引きでこれを実現できたのは、僕にとっても本望でした。
伝説ミスケンと語り部ALF。
伝説momokenと語り部live。
ある意味僕らが生きてきたのは、伝説と語り部の物語だったんだなと思いました。
だからそれをテーマにして連戦祭のエンディングムービー作ろうかなと思ったんですけど、ちょっと僕の個人的な物語すぎるんでボツにしました。
というか自分で自分のこと演出するの恥ずかしいと思う気持ちありますからね。さすがの僕でも。
折角なんで、その構成文面の一部だけのっけておきます。
2009~2019の僕の心境。
忘れたくないので。
仲間のいる楽しさを
分かち合ってくれた
目標を達成する喜びを
この胸に授けてくれた
届かず認められない挫折を
心の奥に刻み込んでくれた
思い上がった自尊心を
根底から覆してくれた
そんなどうしようもない僕と
ずっと友達でいてくれた
だからもう一度だけ
前に進み直そうと思えた
皆でならなんだってできると
華やかな夢と希望を見せてくれた
だけど導いてきた彼らは丸ごと
絶望と悲しみに飲み込まれてしまった
荒廃した世界を見た語り部は悟りました
この世は「清濁のるつぼ」
伝説を失った世界には標が必要で
その役割ができるのは限られた者のみ
もう傍観者ではいられない
彼らに支えられてきた恩を返すとき自分の力がこの世界の助けになるのなら
そう願いました
なんも演出がねえとすっげえくせえ文章だなこれ。
僕にとってこの10年で最も大事だったことですし、今僕が物事を頑張ってる原動力なんでしょうがないんですけど。
大昔、ALFさんに叱られたことを思い出します。
「どうしてそんなに斜に構えたことばっかり言うんだ」
うるせ~~~!俺の勝手やろ!としか当時は思ってませんでした。
今ならわかります。
愚直にバカになって、真っ直ぐ生きた方が確かに面白いな。
自分の望んだものは、思ったよりも簡単に実現できる。
くそほど捻くれて斜に構えていた僕が、周囲に真っ直ぐ生きることを説いて煙たがられる立ち位置に来ているの、皮肉効いてて本当に面白すぎなんですよね。
………
さあ、僕達が描いてきた物語はこれで終わり。
そしてこれから、新章が始まります。
伝説を担う者は誰なのか。
語り手を担う者は誰なのか。
またワクワクしてきたじゃあないですか。
変に賢く振る舞う必要なんてない。
みんなでバカになった方が、楽しい世界は案外簡単に実現できるかもしれません。
是非、手伝ってください。
それじゃあ今年もよろしくお願いします。