~あらすじ~
「C4LANってイベントが12月にあるんですよ――」
8月のウメブラで、アユハさんから聞いた言葉だった。
どうやら各々PCを持ち込んで、3日間ゲームを遊び尽くすイベントらしい。
様々なゲームコミュニティを知ってみたいな~と思っていた僕にとっては渡りに船のような企画だが、いかんせん雰囲気や勝手がわからない。
先の予定も立っていないのにさすがに席まで取るのはちょっと博打だな~と思って保留していたところに、
「りべさん、C4LANでぷよぷよしませんか!」
TGS2018のTwitchブースで偶然知り合った、DeToNatorのKHU(こへう)さんからちょうど企画のお誘いをいただいたのであった。
いいじゃないか、C4LAN。見届けさせてくれ。
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面白すぎたので記事構成とかどうでもいいからとにかく思ったこと全部並べたい。
目次というか雑記(5755文字)
- なぞべーむさんが会いに来てくれた
- 岸大河さんが僕のことを覚えてた
- ライセンスプロっていう肩書き、もしかして物珍しい?
- esportsの洗礼を受けた
- 真のesports、刹那の見斬り
- TVTOKYOブースに出演した
- おいうリーグの訴求力、めちゃくちゃすごい説
- コミュニティをメタ的視点で見る人達
- ぷよらーはこの神イベントをもっと知っていい
なぞべーむさんが会いに来てくれた
2日目の昼頃に到着し、ぷよらーの方と合流してまずはI/O DATAのブースへ。
「ああ!チャンピオンシップで見たことある!」って言われました。わかります。僕も見たことあります。
1対3でぷよぷよ対戦して勝ちながら、景品の駄菓子をカツアゲしていきました。
ありがとうI/ODATA。いつもありがとうGigaCrysta。
夕方頃に会う約束をしていたなぞべーむさんと合流。
想像以上にぷよぷよ周りの動向に詳しくて、情報収集力ヤバいな~って思いながら終始感心してた気がします。
直前のS級リーグで僕がくまちょむにダブルスコアで勝ったのもしっかりチェックしててお祝いの言葉をくれるあたり、ガチのファンボか?って錯覚するほど。
あと「りべさんはプレイヤーなのに記事書きすぎ」って言われた。書きたいことあるときしか書いてないつもりなんだけどな~。無理はしないようにします。
サシでご飯ごちそうしてもらっちゃいました。
ありがとうなぞべーむ。いつもありがとうhappy esports。
岸大河さんが僕のことを覚えてた
その後戻ってTwitch partyをうろついてたら、esports流行語大賞みたいな企画で参加者巡りをしている岸大河さんとOoodaさんに拾ってもらえました。
前々回のeスポーツMaXゲーミングフェスティバルで一緒に実況解説してるし、前回は僕が優勝してるしってことを考えると確かに覚えてるか~とは思うんですけど、
今一つ外側から見た自分の知名度って認識できてないので、向こうから接触してもらえるのはかなりの感動ものでしたよこれ。
僕が全くesports関係ない本業やってるときにも仕事絡みで名前出てくるような著名人ですからね…
てかそれより周囲の方々の岸さんに対する慣れがすげーなって思ったんすよね。そこらへんに偉人がいすぎなのと、PCゲーム系のコミュニティ文化形成の流れがあるから当然なんでしょうけど。
「くまちょむに会ってビビらなくなったら重鎮ぷよらー」みたいな言葉があるように、
「岸大河に会ってビビらなくなったらesportsサイヤ人」みたいな認識で捉えていてもいいのかもしれないですね。
ライセンスプロっていう肩書き、もしかして物珍しい?
前段のお二方にも、「いましたよ!ライセンスプロですよ!」って拾い方をしてもらったんですが、(あ、まずその認識なんだ)って思いましたよね。
ヤクザの会を始めとしてせっかくいろんな界隈の方がいたので、ライセンスプロってものにどういう印象持ってます?って話伺ってみると、
「他のライセンスプロ、何やってるのかよくわかんないよね」ってところが総意みたいで。
どうやらライセンスを取得する前から独自にプレイヤーが活動しているサイド(ストV、鉄拳など)とライセンス取得してもタイトルの話が全然見えてこないサイド(その他)に大別されるらしく、
要するにライセンスを取得したことを契機に、表に向けて精力的な発信活動をするようになったのが全体のタイトル見渡しても僕くらいしか見当たらないらしいです。
それで身に余るくらいちやほやされてるのか~とちょっと目からうろこでした。これも自分視点だとよくわかんないんすよね。
ヤクザの会 #C4LANJP@KHUninja @ayuha167 @elm_motochika @calm_mk8 pic.twitter.com/E4fxz24bLr
— live(りべ) (@livedesu) 2018年12月8日
esportsの洗礼を受けた
りべvsこへうさんのぷよぷよ片手プレイは僕の圧勝で、こへうさんvsりべのARMS片手プレイは僕の惨敗でした。
あとINVERSUS全一のGongonさんにも片手ハンデで惨敗しました。
全一級のランカーの片手プレイに初心者は一切勝てない。
プロに殴られる初心者の気持ちを久々に味わいました。ありがとうございます。これがeスポーツパンチなんですね。
あと、ARMSの基本操作がめちゃくちゃ簡単でびっくりしました。わりと戦ってる気になれてすごい。
ちなみに、ぷよぷよは初心者に対して1連鎖縛り(ハンデをつける側が2連鎖以上してしまったら無条件で負け)をやるのが結構いい勝負になるかもです。
真のesports、刹那の見斬り
2日目の深夜2時から始まる、闇のesportsがそこにはある。
esports著名人オールスターですよ。プロゲーマー、ストリーマー、キャスター、オーガナイザー、スポンサー誰でもなんでもアリ。知る人ぞ知る夢の対戦カードが連発。
しょぼすけさんがGALLERIAの方に勝って「刹那の無職!!」って野次られてたのが面白すぎた。
こんなに熱いと思ってなかったんで、次回あったら絶対参加したい………
ちなみに僕は『悪いヤツ』ことabaraさんを応援していたんですが、決勝で惜しくも敗退。
でもなんかあの場の空気、全然「初めまして~」って割って入る感じじゃなかったんでabaraさんとはまだ一言も話してないです。ネット弁慶な僕。
TVTOKYOブースに出演した
2日目の深夜頃に田口アナが突然こへうさんの席に来て、「りべさん!明日10:30にぷよぷよ教えてくれないっすか!」というなかなかにパンチの利いた初対面を果たしました。
完全にノリだけで生きる感じ。最高です。これがC4LANか。おもしれえ、やったろうじゃん…って気になって二つ返事したせいで僕は久方ぶりに終電を逃しました。
いや、会話した時点で1時くらいだったかも。はなっから帰る気がない。
夜が明けて、Temaさんが来てるのを知ったのは当日の10:20くらいで、
GGGの皆さんにぷよぷよを教える企画なんだって知ったのは当日の10:25くらいでした。
めっちゃゆるいノリかつ、雑にも扱っていただける雰囲気だったので、(そうそうこういうのでいいんだよこういうので~)って思いながら楽しく出演させていただきました。
普通に皆さんのぷよぷよの飲み込みが早くてびっくりした。さすがに開始1~2時間で5連鎖組んでもらえると思ってなかったですよ。
その後も会場の方との対戦会という体で様々なジャンルの人達と接点を持てたので本当にありがたい限りでした。サンキュー田口さん。また何かあればお願いします。
テレ東、怒りの3日目配信
— 田口尚平(テレビ東京アナウンサー) (@shohei_taguchi) 2018年12月9日
スタートします!!#ぷよぷよ 始まります〜〜!https://t.co/gUphQpo24i pic.twitter.com/JDQ1ucBeAS
全然仕事している感覚がない!!遊びの延長線!!
おいうリーグの訴求力、めちゃくちゃすごい説
ブース出演が終わった後、こへうさんの席近辺に戻ってきてみると、僕に興味持ってくれてる方々がたくさん話しかけてくださいました。
それこそスマブラ、ストV、ロケリ、ポッ拳、スプラ、ARMSなどなど界隈内で活動的な方達が勢揃いというような状況で。
そういった方達に認識してもらったきっかけも、やっぱり大体が僕のブログなんですよね。文才あってよかったあ。
となると、配信や大会の話にも当然なるわけなんですが、元々なぞべーむさんから一つ私見を伺っていたので各々に聞いてみました。
「コミュニティ主催の大会やイベントで、安定1000人の同接って多い方ですか?」
これ、おいうリーグS級の同時接続視聴者数です。
よもやとは思っていたんですが、どこに聞いても『めちゃくちゃ多くないですか!?』って驚かれました。大体その半分行けばかなり数字としてはいい方みたいです。それぷよぷよだと、有力プロの通常配信くらいの人数だ…
今までのACぷよ通の系譜を継いだがゆえに、全一を決めるリーグ戦っていう権威付けが上手く移行したのと、単純に見ていて面白いからなんでしょうね。
特定のYoutubeチャンネルに依存することなく1000人以上が見に来るのってやっぱすげーんだなあと。
何かっていうと、要は宣伝効果がほどほどにあるってことですよね。おいうリーグというコンテンツ自体に。
僕はおいうリーグについてはせいぜい広報や観戦記事書いたり賞金負担したりする程度で、運営を名乗れるほど貢献しているわけじゃないのでなんとも言えないんですが、情勢的には今後何かしらのスポンサードを受けたりしてビジネス展開する可能性って十分にあるんじゃねえのかなと思ってて。
万が一そうなった時ににぴぽにあはどうするのかな。僕は判断材料増やすために、相談できる先を着々と用意しておくだけですが。
コミュニティをメタ的視点で見る人達
手前味噌でぷよぷよを褒めたんですけど、コミュニティ自体が動かせる力というか、人を総合的に集めて発揮できる能力みたいなものって今は明らかにスマブラがめちゃくちゃ強いよな~ってことで見解一致してたんですよね。僕もそう思ってます。
ウメブラFINALやばかったですからね。サンシャイン池袋で2000人収容のオフライン大会ですよ??別タイトルと合同開催にできる手腕といい、有能な人が異常なほどいるんですよ。大会スタッフに。
そんな人達を無給で年何回もハイペースで回せる組織って一体どうなってるんだっていう。
構造がめちゃくちゃ気になったんですよね。
このC4LANに来て、様々なコミュニティで精力的な人間と接することで、ようやくスマブラは『コミュニティをメタ的視点で見る人達』の層が厚いんだなってことに気づきました。
図:一般的なゲームコミュニティの成り立ち
C4LANに訪れていたプロゲーマーやストリーマー、オーガナイザーなどは大半が上の『コミュニティをメタ視点で見てる人達』であり、メタ階層に区分されています。
コミュニティ全体をより良い方向に進めるため、自分を犠牲にしてでも活動する。そういうような狂気的な熱意を持った人がほとんどだと思います。
でも、コミュニティの内部にいる人達の目的は当たり前ですが「自分が楽しむこと」であり、逐一コミュニティ全体を見渡して物事を言っているわけではないです。
目立つ位置で動くメタ階層の人間に対して心無い誹謗中傷だったり、異常な狂信者になったりと、両極端なリアクションを返すことは茶飯事である…ように感じます。
これは、立場が上か下かとか、どちらが良い悪いかとかではありません。構造上、どうしてもそうなってしまうっていうだけです。
僕はこの構造をよく理解しないまま、EVOで誇りを破壊された話を書き連ねてしまったので、隣の世界にいるメタ階層の人間に激刺さりして一躍注目を浴びることになったけれど、いくつかのコミュニティ内には俺らの批判かよ!という受け取られ方をしてしまった。
ゲームをただ楽しむことは何も悪いことではないし、それでもなお僕は楽しみを共有したり広げたりするための同士が出てきて欲しかった。
ようやく得心がいきました。あの記事なんでコミュニティにパンチされたんだろうってずっと思ってました…
この『コミュニティをメタ視点で見てる人達』を更に俯瞰的に見て配慮してくれてるのがアユハさんとかの超絶偉人とかになってくるんですよね。
スマブラだけはメタ階層がとにかく厚すぎて、彼らの指針を策定するためにさらに上の次元が存在している。その立場を担えるほどの人材がいる。どうやってそれが成立したのかはさっぱりわからないけど、おそらくそこが大きな違いなんだな~と感じました。狂気です。
理解しただけでも一歩前進かな。
ぷよらーはこの神イベントをもっと知っていい
企業ブースが2つもぷよぷよを取り上げてたのに、参加してる中でがっつりぷよぷよやってそうなのがプロ含め4人くらいしか見かけなかったんですよね。
僕も初参加とはいえ、これはイベントの中身の認知度の問題なんじゃねーかなと。
C4LAN、本当に一生ゲームしていられる。席取って延々と一人で配信しててもいい。ステージでは延々とイベントやってる。実はボドゲもたくさん置いてある。
カレーやらピザやらフライドチキン配られてて、モンエナやCOMPも配られるし、Twitch partyではイタリアン食べ放題もあるし。
マッサージチェア置いてるし。ゲーミングチェアもあるし。足湯もあるし。床だけどざこ寝スペースもあるし。
全日参加で3000円の分量じゃないっすよ本当。別にCyACの回し者ではないけど、行って後悔はしないと思います。
あ、必須なものが一つだけあります。
ゲーマーとその場で友達になれるコミュ力ですね。
今回、人と関わるのが面白すぎでした。こへうさん、本当にありがとう。
予期せず組長会議が開催されています😇@livedesu @ayuha167 @elm_motochika @calm_mk8 pic.twitter.com/nuoTjK4a5L
— DTN_ KHU(こへう) (@KHUninja) 2018年12月8日
オフラインイベント、参加モチベも開催モチベも上がったなあ。何かやりたい。
次回は来年5月ですって。ほらもう行きたくなってきた。行くよ。