日本と海外を繋ぐためのdiscordを立ち上げたら、海外諸国はもはや「ぷよぷよ後進国」ではなかった話

 

りべです。

 

日本版、Worldwide puyo discordを立ち上げました。

t.co

 

 

EVO2019含めて他国の大会情報集約場所がないのまずいだろうよ~っていうことで、日本人向けに海外大会&渡航相談の目的で立てたサーバーだったんですが、なんかいつの間にか国際交流全般に関するサーバーになってました。

今のところこんな項目があります。

 

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目次(3773文字)

 

 

 

 

主要メンバー

とりあえずこの方々にモデレーターを投げました。

 

・acliv

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台湾の怪物。EVO2018では決勝の10先で僕を9-5まで追い詰め、日本のぷよぷよカップでも予選リーグを突破する程の実力の持ち主。
中国語、英語、日本語のeスポーツ最強トライリンガルであり、Twitchでの配信も行うほか、公式大会の中国語翻訳解説を行ったりする超人。

 

今のところ唯一管理者権限をあげてます。(Super Staff)

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なんか草

 

 

・ZAN

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アメリカと日本の架け橋。彼がぷよキャンにEVO2018の日本語訳イベント概要を載せていなかったら、多分僕はラスベガスに行っていなかったことでしょう。
EVOのトーナメントが終わったあと、深夜に僕と謳歌さんの泊まってる部屋に来て、僕のSurface使ってTemaさんとずっと対戦してた。朝5時くらいまで。元気か?

 

 

・S2

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言わずと知れたアメリカの顔。独自開発の連鎖数表示シミュレータを搭載したぷよ放送をやったりしてる。世界で一番ぷよぷよを愛していると言っていい男。
こいつが“Hi! Stunfest!”って言っただけでフランスの大規模合同ゲームイベントであるStunfestがぷよぷよ大会開催を検討してくれた。「光あれ。」そのようになった。

 

 

・Hiku

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フランスと日本の架け橋。欧州の情勢について色々教えてくれる。フランスで月1ペースでぷよ大会が開かれてることも教えてくれた。めっちゃいい人。
必ず文末に「^^」を付けてナチュラル煽りをかましてくる。文化圏の違いを感じるが、付けてくるのは彼だけなので文化の違いの問題ではない気もする。

 

 

・Kei

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PuyoGBのクソ絡み担当。ちょくちょく僕にクソリプを送ってくる。EVOにいる最中に、「あなたは来週イギリスの大会に来るべきですね!」とか送ってきてた。
日本語だったら「か~~うるせぇ~~~」ってなるのに、英語相手だと全然許せるのはなんなんだろうか。謎の現象である。

 

 

・BlueFlower
なんかフランスのえらい人。Hikuにモデレーターつけていいよって言われたのでつけた。
Hikuと一緒にフランスのほとんどの大会を主催してるらしい。すごい。ちゃんと僕にお礼を言ってくれる礼儀正しい人。

 

 

 

・aru

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日本の意識高い担当。英会話モチベが高い。ぷよぷよの実力も相当高く、コミュニティ大会後に一緒に「人生が変わる飯」を食いに行くことが多い。
僕がクソガキだった昔の頃から僕の信者でいてくれてる。なんでなのかはよくわからんけど、ありがたいことです。

 

 

他、適宜追加していこうかと思います。

 

 


日本がすでにeスポーツ後進国ではないように、海外ももはやぷよぷよ後進国ではない


もともと日本向けに立ち上げたはずなんですが、なんか海外の方のほうがめっちゃ精力的でビビりました。
昔、こんな記事を書いたことがあります。

www.livedesu.com


自分で自分の過去記事見ると文体が薄ら寒かったりくっそ浅いこと言ってるって感じるんですけど、そこは我慢します。
このdiscord、技術やシーンの内容がガラパゴってる実情に大分即しているらしくて、みんな日本の情報が欲しいみたいなんですよね。
そのための相互情報交換のための窓口が今までなかった。だから今回外からどばーっと人が雪崩れこんできたと。

 

少し前に、「日本はeスポーツ後進国」と言っていたコンサルタントがやたらと批判されていたことがありました。
市場規模もシーンも急成長しつつある2018年の日本の現状、さすがにもう後進国は脱しているだろうと、eスポーツの権威たちは憤慨したわけです。

 

ぷよぷよも各国でイベントを独自にバリバリやってるし、実力的にも遜色ないプレイヤーが各地で芽を出しつつある状況。
何よりも、率先してコミュニケーションを取りにくる彼らの姿は、かつての上京したての頃の、引くほどに熱心だった過去の自分を見ているようでした。
彼らがこんなにも頑張っている姿を知らずに、「海外でぷよぷよが流行っていない」なんてことを言っていたのがむしろ申し訳なくなりました。


規模こそまだ育ちきっていなくとも、この熱量を見るに海外をぷよぷよ後進国と言うことこそが、もはや時代遅れと言わざるを得ません。
日本の上位層に追いついてくる日はそう遠くなさそうです。

 

 


巻き込み力と巻き込まれ力


一方、元来のターゲットである日本勢の海外ぷよぷよシーンに対する興味関心はそこまで強くない気がします。
特に、現在日本で活躍しているトッププレイヤーの間ではその傾向が顕著です。悲しいことです。

 

でもなんというか、気持ちはわからんでもないです。僕自身も、つい最近まで渉外関係は他人事のような気分でいました。だって英語全くできないですもん。
誰か得意な人がやってくれるだろう、という人任せスピリットですね。授業で手を挙げない日本の子供達。誰しもが抱えている心情でしょう。


そもそもぷよぷよの競技面にしか興味がなければ、当然現状国内が最強なので国内の情報のみで完結してしまいます。海外の動向を探る理由がありません。
逆に広い視野を持っているプレイヤーももちろんいますが、わざわざ海外のシーンを見るなら別タイトルの動向を参照します。未発達なぷよぷよにこだわる必要がないのです。
今の「ぷよぷよ」の「海外シーン」に興味を持つのは、それこそ遠大な目標がなければ土台難しい話と言えます。

 

おそらくは、日本のぷよぷよプレイヤーの気質傾向も少なからず影響しているように思います。
国内有数のタイトルから、昔から存在して不変のルールであるぷよぷよ通を選んでやりこんでいる時点で考え方が保守寄りの方が多いでしょう。
新しいものをすぐ追い求めるよりは、古き良きものを大事にしていきたい。そう考えている人間達によってコミュニティが長年存続してきたからこそ、今があるとも言えます。
そのようなコミュニティの気質自体を変えようとするのは、反発を受けるばかりであまり得策だとは思っていません。変えようとしても、多分変わらない。

 

 

では、どうすればいいか。
鍵となるのは、最低限何かのきっかけで「知る」「関わる」ことです。
そしてそのきっかけを主に担っているのが、僕の発信、広報活動です。
人っていうのは、少しでも情報を得てしまうと、どうにも掘り下げていってしまいたくなる生き物のようなのです。トリビアの泉ですね。

 

 

eスポーツ業界で動くにあたって一番必要なのは「巻き込み力」と「巻き込まれ力」だと誰かが仰っていました。(bactさんだっけ?)

あった(これだけだと文脈わからないけど)


知って自ら関わりを持ちにいく力、関わりにいって拒まれない力(巻き込み力)
知られて関わりたいと思ってもらえる力、関わることを受け入れる力(巻き込まれ力)


いくら個人で他に優秀な能力を持っていたとて、これらの力がないと一切それを発揮するシーンが産まれないのです。
この2つの力において、自画自賛で申し訳ないのですが、ぷよぷよのコミュニティ内だと僕はかなり最強格だろうなという自負があります。
だからこそ、その力を活かすためにマスメディア的活動をしているわけですね。大多数のプレイヤーを「巻き込み」にいっているのです。

 

 

知って知られて関わって関わられてで、もう僕は最近毎日が新しいことの連続で楽しくてしょうがない。皆さんのおかげです。ありがとうございます。


さあ、そしてこの記事を読んだ方は、なんとも運が悪いことに世界のぷよぷよプレイヤーの実態について少しばかり知ってしまいました。
あなたが何者かは関係ありません。果たして「巻き込まれ」にいくかどうかは、あなたの心のさじ加減次第というわけです。
どうします?もう一回貼っときますよ?

 

 

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それじゃあまた。