上野ぷよe対戦会についてはこちら


年末のご挨拶

りべです。

 

今年一年皆様ありがとうございました。

 

私個人として今年あったことを振り返ってみると

・チャンピオンシップ優勝

・最強リーグ2部リーグ出場

・Redbull5G西代表

・夏菜のWAZAARI出演

・獣道解説

あたりが大きな出来事だったでしょうか。

 

 

最近発信が少なかったのは、今年のテーマとして「背中を見せる」年にしようというのがあったのと、単純に最近書きたいと思うことが少ないためです。

 

昨年までは自身の地位、役割、ポジションみたいなものを守ることが精神安定のための拠り所になってしまいつつ、実力不相応なことに手を出し過ぎて揺らいでいた部分がありました。ブログで偉そうに講釈を垂れる「ご意見番」的ポジションはその一助としてのものだったのでしょう。

なので一度そういうのをかなぐり捨てて、一から選手活動に注力することで自らの地盤を再構築しようという意図があったわけです。

 

これは昨年の全国eスポーツ選手権優勝の時から考えてはじめていたことではあり、それが形になったのは今年の6月でのチャンピオンシップ優勝のときでした。

努力らしい努力をようやく始めて、きちんと実力という面で周囲に認めさせたのがこの日だったように思います。

 

そうやって培った自信が安心感につながったのか、自界隈内でも肩肘張らずに自然体でいることが増えました。気を張っているときの僕は周りにとっつきづらいイメージを与えていたように自覚していましたが、今年は刺々しい部分がだいぶ和らいだのではないでしょうか。(何やらともりべという概念も生まれました)

 

 

ぷよぷよのために、eスポーツのために……みたいに外部に自身の存在意義を求めなくなって、そのとき自らがやりたいことに注力できるようになりました。

それらの存在意義を100%全て捨ててきたわけではないですが、身に余る重すぎる荷物はもっと分担して背負ってもらうということを覚えられた年だったのかなと思っています。

 

獣道の解説はその象徴的な出来事だったかもしれません。

ややこしい大義を捨てて、己のプライドのみに帰結する戦いの場というものに関わらせていただいたのは僕個人としてとても嬉しかったですし、きちんとその目的に則した仕事ができたせいかお褒めの言葉をたくさんいただけて何よりでした。ありがとうございます。

 

 

少し話が脱線しますが…

テトリス3強の経緯は傍から眺めていた立場でしかないのですが、2年前のkazu、ふれあが鬱屈していくような状況はすごくもどかしく感じていました。あめみやに勝ったのに公に認められている実感がないというのは、やはり当人たちとしても悲しく感じる部分があったのでしょう。

でもあめみや側の気持ちもすごく理解できて、対戦テトリス界隈の対外的な知名度において自分一人が切り盛りしているという現状、とにかく実力で追い抜かれたことを認めたくないプライド、様々な葛藤があったことは想像に難くありません。

 

それを獣道という大舞台で白黒はっきりさせたことで、彼らのもやもやした感情は一気に晴れたように見えたんですよね。

翌日に3人で通話して獣道の振り返り研究をする配信から、そういった部分への氷解が見られたのが本当に今回の一番の収穫かなと思っています。

やっぱり「ゲーマーの成長」を見ることが僕が一番求めていることなのでしょう。

 

 

対戦テトリス界隈は粒揃いの強豪が10代ばかりで、さらに後進が物凄い勢いで猛追している世界でもあります。海外にも長年続くコミュニティがあり、国内の最上位を凌駕するほどのさらなる若手強豪がいるということで、今後追ってみると間違いなく面白くなっていくことでしょう。

大きなことをするためには、どんどん大人たちに相談してみてください。

 

もしオフの場が必要とかであれば、上野BPTに来てくれればPS4も貸しますよ。

大会は…プラットフォームはぷよテト2だけど、しばらくはくらうどくんの大会が安定して開かれてると思うので。毎月僕も実況解説してます。

 

 

 

結局人の足跡を見て感情が動くのは、全て自分の歩みに重ねてしまうからだなと。

たくさんアホなことやって、失敗もしてきたけど、自分もゲームやっててよかったなと思えるから共感してしまう。

 

………

 

今年は本当に、まだ自分の成長を期待してもいいんだと思えるようになった一年でした。自分への諦め、後進へのバトン渡し、生きる拠り所を守るための自己保身ばかりを考えていた自分にとって、その心境の変化が今年最も良かったことだと心から思えます。

なので来年はもう少し自分を育てられるように、努力していけるように動いていければいいなと考えてます。

 

 

2022年もどうぞよろしくお願いいたします。